事業概要
JILAFは1994年から、開発途上国での社会・経済の発展とディーセントワーク※の実現に向けて、現地の労働組合と連携しながら労使関係セミナーを開催しています。
セミナーは、”建設的な労使関係”の構築を目指し、それぞれの国の置かれた状況や労働組合の重点課題をふまえ、さまざまなテーマで実施されています。
- ディーセントワーク:働きがいのある人間らしい仕事、より具体的には、 自由、公平、安全と人間としての尊厳を条件とした、 全ての人のための生産的な仕事
主なプログラム内容
団体交渉・労使協議
団体交渉と労使協議の特徴や違いについての知識を共有し、建設的な労使関係を構築するための知識と実践を学びます。
労使紛争解決
開発途上国で多発する無用な労使紛争の未然防止と、実際に起きた場合の解決などに向け、多くの参考事例をもとに労使紛争の種類や特徴に関する知識を提供し、建設的な労使関係の重要性について学びます。
労働法制・最低賃金と労働協約
労働法制と労働条件、最低賃金に関する基礎的な知識を提供し、労働協約の締結と改善について学びます。
労働者の権利保護
開発途上国の労働者の地位向上と改善を目指し、労働組合の組織化を進め、労働者の権利保護を促進するための知識と実践を学びます。
職場の環境改善(POSITIVEプログラム)
労働組合主導による職場環境改善(POSITIVEプログラム)を通じて、労災の削減や労使関係の改善、労働者の意識改革、組織強化などを目的にしています。