事業概要

国際労働財団(JILAF)は、労働分野における国際交流と協力を推進するNGO・NPO組織です。開発途上国の労働運動の強化・発展、健全な社会・経済開発に貢献するとともに、各国との友好関係の増進にも寄与しています。

1989年に連合に設立された国際労働財団(JILAF)は、設立以来、連合および構成組織、関係省庁・機関、国際労働組合総連合(ITUC)および同地域組織など関係者のご協力をいただきながら着実に事業を拡充してきました。
労働組合のネットワークをいかし、現在では、主に2つの事業領域を中心に活動しています。

労使関係開発事業

開発途上の国々の労働組合指導者を対象に、日本で開催する招へい事業や現地でのセミナーやワークショップを開催しています。また、シンポジウムの開催や広報事業を通じて、各国の労働情報を提供しています。

草の根支援事業

アジアの開発途上国における低所得者や女性などの社会的に脆弱な人々の生活改善、社会的セーフティーネットの構築を目指して職業訓練や教育セミナーを実施しています。また、児童労働対策として、必要な教育が受けられない貧困層の子供たちに公立学校への編入を目指した基礎教育を提供しています。

この他にも、世界の労働分野で活躍できる人材を育成すべく、人材育成事業を行うほか、国際機関や関係団体、教育機関と連携して、労働分野における社会・経済開発の貢献する様々な活動を展開しています。