労使関係開発

労使関係開発事業について

「建設的な労使関係」の開発に取り組む

グローバル化の進展と絶え間ない技術革新などにより、世界の労働環境は大きく変化しています。働き方が多様化するとともに労使関係も複雑になり、開発途上国を中心に労使紛争が多発し、雇用の劣化や不安定な雇用が増大しています。

JILAFは、人間の安全保障を礎にしつつ、ILO中核的労働基準の遵守や、職場の環境改善を含めた労使協議・団体交渉などの「建設的な労使関係」のアプローチを通じて、現地に根差した「労使関係の開発」を行っています。

具体的には、来日して日本の労使関係や労使慣行、労働法制等について理解を深めてもらう「招へい事業」のほか、日本の労働専門家を現地に派遣し、建設的な労使関係の構築をめざす「労使関係セミナー」などの実施を通じて、開発途上国におけるディーセントワークの実現と自由で民主的な労働運動の推進をめざしています。

展開事業

図:自由で民主的な労働運動の推進