タイ・インドネシアチーム

 5月18~5月31日の日程で、タイとインドネシアの2カ国から計10人を招聘した。
 両国は多くの日系企業が進出しており、経済社会状況も比較的近く、労働関連の法律は整備されているものの、適用面で多くの問題を抱えている。経済の発展は著しいが公平な分配が行なわれていないため、賃金に対する不満の声が高まっているなど共通の課題も多い。
 参加者は、両国が抱えている課題とそれに対する取り組みについて、互いに認識を共有しながら、各講義・訪問先において積極的に質問を行ない、日本の建設的な労使関係等について学ぼうと真摯な態度でプログラムに参加した。
 講義や訪問先では、労使協議、非正規労働者問題、労働法関係の実効性、労使紛争等について、多くの質問や意見が出された。産別講義ではJEC連合の協力を得て、組織概要と活動について説明を受けた。産別の目標を具体化させた政策立案とその実現に向け、使用者、行政、議員等あらゆる方面に働きかけを行なうことが重要であると強調された。
 連合山形プログラムでは、 全国で一斉に開催された連合の「STOP THE 格差社会!暮らしの底上げ実現 5.27中央総行動・全国統一集会」に参加し、各国代表1人ずつが連帯のあいさつを行なったことは、連合の具体的な運動に参加する良い機会となった。
 また、連合山形との意見交換では、地方連合会の予算や最低賃金決定に関する連合山形の関与、労組への女性の参画状況等についても意見交換することができた。
 ハローワーク山形、ハローワークプラザ訪問では、職業紹介現場を視察し、職業検索の流れを検索機械や窓口で実際に経験することができた。工場見学として、山形カシオを訪問し、G-SHOCKの製作ラインと金型製作ラインを視察し、労使同席のもとで意見交換を行ない、工場内でのロボット化により労働者が受ける影響や安全衛生への取り組みなどについて、参加者から多くの質問が出された。
 また、日本生産性本部、経団連、全労済協会から講義を受け、生産性運動の考え方や経営側からみた労使関係、共済制度の仕組みや特徴などについて、より理解を深めることができた。各参加者からは、「日本で得た知識を自国の労働運動の発展に役立てたい」「労使関係のあり方について多くのことを学んだ。自国で健全な労使関係を構築するための参考にしたい」などの感想が聞かれた。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

JEC連合(Japanese Federation of Energy and Chemistry Workers Unions)連合山形
山形県ハローワーク山形
山形カシオ株式会社山形カシオ労働組合

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

連合訪問

JEC連合講義

グループ討議

山形県・吉村知事に表敬訪問

ハローワーク山形で職業検索を経験

連合山形役員との意見交換

連合の全国統一集会に参加

山形カシオ訪問

全労済協会訪問