活動報告 労使関係開発

中国ACFTU/JILAF労使関係セミナー

開催: 2024.03.19 2024.03.21
中国労働関係学院での労使関係セミナー
開催地:2024.03.19(北京市) /2024.03.20-21(青島市)

出席者

  • ACFTU(48名)
  • 青島市日系企業労使(8名)

活動内容

国際労働財団(JILAF)は、中華全国総工会(ACFTU)との共催で、3月19日~21日に中国の北京および青島で労使関係セミナーを開催しました。

北京でのセミナーでは40名、青島では日系企業や現地企業の労使16名の参加となりました。

各セミナーでは、中国労働関係学院教授、現地労使、青島市総工会が講義をし、その後、意見交換などを行いました。

1日目、JILAF役員の「日本の職業能力開発施策」についての講義では、日本の公的職業訓練のあり方について、多くの質問が寄せられました。また、中国労働関係学院からの中国における労働組合と職業訓練についての講義では、技術革新と産業構造の変化について新たな職業訓練についての政策的指導が中央政府から行われており、スマートな生産力発揮にあたっては質の高い労働者が必要であることや、現在の中国で労働者の質を高度化させることが重要な課題であることが説明されました。

2日目は、現地労組役員ならびに使用者から調和的な労使関係が重要であるという理念が説明されました。ある企業の労使では3か月に1回の労使協議が開催され、経営状態の発表や労働環境の改善などがなされていることが分かりました。

両国の経済発展ならびに労働者の環境改善のために努力することを再確認し、セミナーは閉会しました。

参加者の様子

  • 青島市日系企業労使との懇談
  • 青島港にて青島港労使と