活動報告 労使関係開発

開催: 2022.08.22 2022.09.09
参加者の様子

8月22日から8月26日の日程で英語部、9月5日~9月9日の日程でアラビア語部のプログラムをオンライン開催しました。

8月22日から8月26日の日程で、ガーナ、ケニア、ナイジェリア、南アフリカの参加者8名(うち女性3名)、9月5日から9月9日の日程でアルジェリア、チュニジア、モロッコの参加者6名(うち女性4名)の7ヵ国、計14名(うち女性7名)が参加し、すべてのプログラムを終了しました。

本チームは時差が極めて大きいにも関わらず、労働事情の収集セッションでは参加者から活発に質問が寄せられました。英語部の年齢構成は、20代1名、30代4名、40代2名、50代1名で、組合歴は2年から7年までが5名、15年から16年までが3名で、比較的経験年数が少ない方が多く参加しました。一方、アラビア語部は、30代2名、50代4名で、組合歴は30代が1年から4年、50代は12年から35年で、経験豊かな方が多く参加しました。

参加者からは、主に以下のアクションプランが提案されました。
(1) 資金が確保できれば2022年12月末までに「産業界の建設的交渉-日本の事例」というテーマで教育プログラムを開始したい。(ガーナ)
(2) 3ヶ月以内にCOTU(K)の指導者に対して、より持続可能で新たな問題に対応できるような制度的・構造的改革を提案する。また、生産性と質の高い労働環境に関する研修や教育にさらに力を入れる。(ケニア)
(3) 組合活動に失業者を含めるよう働きかけていく。また、労働者の要求をかなえる労使交渉実現に向けて、さまざまな国の組合と意見交換を実施する。(アルジェリア)
(4) 労働組合活動の重要性について若者の意識を高めてく。また、女性を組合活動に参加させ、組合と行政の責任を引き受けるための取り組みを強化していく。さらには、大学生のためのソーシャルカバレッジ、労使間で未解決の契約の解決を実現する。(チュニジア)
(5) 労働金庫の存在に感銘を受けたため、自国での労働金庫設立に向け、活動してきたい。また、世界のあらゆる労働問題を統合したデジタルプラットフォームを構築したい。(モロッコ)

今回ご協力いただいた関連機関一覧

厚生労働省 連合 経団連
日本生産性本部 労金協会

皆さまどうもありがとうございました。