2007年 イエメンの労働事情

2007年12月5日 講演録

イエメン労働組合総連盟(GFWTUY)
Zahrah Hussein Ali Sharyan

 

 イエメンはかつて南イエメン、北イエメンの2つに分かれていた。南イエメンは150年間イギリスの占領下にあり、北イエメンは王族による支配が続いていた。二つに分かれ、しかも支配層が追っていたということがイエメンの発展を大きく遅らせる原因となった。南イエメンでは1952年イギリスの続治下において最初の労働組合ができた。北イエメンでは、革命が起きた以降の1962年に最初の労働組合ができた。労働組合の成立が遅れたもう一つの要因はイエメンの経済が壊滅的な状態にあったということである。労働者は再三にわたり、賃金引上げを要求してきたが政府は財政難を理由に拒否し続けている。イエメンは自由な民主主義国家であり、大統領選挙も公正に実施されている。女性の社会活動への参加はまだまだ遅れている。イエメン労働組合総連盟(GFWTUY)の基本理念は、自由と基本的人権の確保、イエメン人全員への教育の付与と非識字率の克服、女性の労働の促進、平等と人種差別の撤廃、平和的労働の確保、国の経済発展のフォローアップ、グローバリゼーションヘの対処、地方分権、賃金の上昇、エイズ撲滅運動などである。 労働組合縁連盟の構成人員は35万人、14の産業別部門があり、地方には各県ごとに支部がある。労働組合総連盟はILOに加盟している。女性の労働運動への参加は活発に行われているが、女性労働者は賃金をはじめ様々な面で平等な機会を与えられていない。労働組合総連盟はこういった問題を克服すべ<活発な活動を行っている。