2008年 ホンジュラスの労働事情

2008年11月12日 講演録

ホンジュラス労働組合連盟(CTH)
カレン レティシア マイレナ

 

 ホンジュラスの経済状況は、それほど悪くはないにもかかわらず、富の分配が不均衡という問題がある。つまりと富が少数の人に集中し、多くの人々が貧困に苦しんでいるということである。
 雇用の機会は少なく、多くの労働は単純労働、低賃金で、生活することができない状況になっている。経営者は人権や労働者の権利を侵害し、政府も経営側についている。
このような大変な状況に対して、努力しているにもかかわらず成果は少ししかあがっていない。しかしわれわれは諦めることなく努力を続けていく必要がある。
 われわれの課題として最低賃金を引き上げることである。1日の平均賃金は現在8~9ドルにしかならない。それと同時に社会の差別、特に貧富の差別というものが大きく、一部の豊かは人が潤い、貧困にあえいでいる人本当に厳しい状況にある。この状況を変えることが重要だと考えている。
 そして、以前分裂していた労働組合は、今は統合する働きがおこっている。なぜならば、われわれが力をつける唯一の方法は、労働組合の統合しかないからである。そのため、現在、全国レベルで労働組合の統合の話し合いが行われている。それと同時に、組合の活動家を養成する学校も行っている。このような活動によって労働組合の力をつけていきたいと思っている。
 また、さまざまな法律を労働者に有利なように改定していくことも必要な課題である。ホンジュラスでは、法律はあっても遵守されていないのが現状である。これを遵守されるよう努力していかなければならない。
 最近では、自由貿易協定調印により、ホンジュラスでの多国籍企業の進出が増えている。特に、外国資本に吸収される銀行が多い。また、たくさんの多国籍企業が進出し、多くの雇用を生むが、その後利益がでると、利益だけを持ち帰り多くの人たちを路頭に迷わす会社のことをわれわれはツバメ会社と呼んでいるが、このような企業が多いことも問題となっている。