2007年 マレーシアの労働事情

2007年5月30日 講演録

マレーシア労働組合(MTUC)
ワン モード カマル ビン ジュフリ

MTUC青年委員会メンバー

 

 マレーシアの労働人口1,030万人、雇用労働者1,000万人、失業率おおよそ3.5%で組合組織人員は80万人である。
最初の問題。労使関係法第9条で労働組合の承認請求は21日以内で処理することになっているが、現実には12~18ケ月もかかっている。これは、担当の労働省の怠慢としかいいようがない。
 マレーシアでは、労働者の不当解雇による異議申し立てに関する手続きをめぐっての問題が起きている。また、定年は男女共に56歳だが、大手多国籍企業で女性のみ定年を50歳とする差別的慣行が実施されている。MTUCの提案は、雇用法を修正して、男女ともに56歳以前に退職勧告をされないように労働法遵守を協力に運動しなければならないと考えている。
 また、マレーシア航空では女性客室乗務員は二人しか子供を持つことが認められておらず、この規則を守らなかった乗務員は解雇される。MTUCはこの非合理的・恣意的な条件や解雇を、雇用法違反として政府に対し不当で差別的な慣行に早急に対処することを要求している。このように数々の提案をMTUCは首相に提案しているが、未だに1件も回答がない。