2009年 バングラデシュの労働事情

2009年9月29日 講演録

国際労働組合総連合バングラデシュ協議会(ITUC-BC)
ラハット・アフザ(Ms. Rahat Afza)

バングラデシュ在宅労働者組合
書記長兼BLF(バングラデシュ労働者連盟)女性委員会書記次長

 

1.一般労働情勢

 バングラデシュの労働運動は2007年から2008年の2年間、暫定政府の介入を受け停止に追い込まれていたが2009年に誕生した新政府によってその措置が解かれ復活した。労働運動としては労働者の基本権であるILO条約の批准と国内法の整備を政府に働きかけてきたが、政府は「2006年労働法」の見直しをするために三者構成の委員会を設置した。

2.現在が直面している課題

  • 労働協約にジェンダー問題を含めた団体交渉
  • 繊維部門の低賃金
  • 女性への権限の移譲
  • 能力開発

3.課題解決に向けた取り組み

  • 女性リーダーの育成
  • 組合意識の啓蒙活動
  • 労働者の技能開発
  • 職業訓練

4.ナショナルセンターと政府との関係

 BLF(バングラデシュ労働者連盟)は各種の諮問委員会や三者構成委員会(TCC)に参加している。政府のジェンダー政策の策定を支援している。

5.ジェンダー問題の取り組み

  • 組織的に男女平等についての啓蒙活動を推進する。
  • 意思決定機関への女性の登用など決議機関への参加を呼び掛ける。
  • 指導的ポストへの女性の就任
  • 社会保障の拡充と男女平等賃金の徹底。
  • 母性保護としては妊娠中の適切な保護と出産休暇の有給化