2006年 バングラデシュの労働事情

2006年6月4日 講演録

国際自由労連 バングラデシュ評議会(ICFTU-BC)
エナムル ホック

バングラデシュ労働連盟(BLF)/教育・調査・広報担当

 

 バングラデシュは多くの人口を抱えています。最近の非公式調査では人口は1億4,670万人。労働力は5,350万人(うち女性は38%)です。失業率は3.3%、雇用率は32%、国民1人当たりのGDPは388米ドル、経済成長率5%、平均寿命は男性が60歳、女性が54歳です。
 農業従事者は62,3%、産業労働者は7,6%、その他は30,1%です。一定以下の貧困状態の国民は35,6%で、労使関係は1969年の労使関係法によって規制されています。労働法は、労働組合に加盟できる組織として法的にみとめられる概算670万人の労働者、その関係労働者は主に産業労働者、サービス産業に従事している者を対象にしていますが、農業従事者、公務員、医療従事者は労働組合への参加が認められておらず、団体交渉権を有していません。但し、大農園労働者の組合加盟は認められ、推計170万人の労働者はこれまでに約5,000の労働組合に組織化されてきました。
 2005年6月現在で、全組合員数が196万9,614人、組合数が5,242で、 ナショナルセンター登録組合員数が125万4,500人で、登録組合数が1,224です。

シャハッダット ホセイン
アシュゴンジ発電所労働組合支部委員会/事務局長

 

 バングラデシュはILO国際条約のほとんどを既に批准しています。ILO29条約・105条約が批准され、この点においてはかなり良い状況です。働く女性の状況については、現在2,060万人に達し、主に農業、既製服製造、公共医療サービス、看護、裁縫、教師、精米業、レンガの粉砕、使用人などに従事しています。さまざまな理由から、労働環境は女性の問題に関する主要な問題でもあり、女性だけでなく国の経済全体にも非常に強いネガテイブな影響を与えています。
 バングラデシュの児童労働に関する基礎統計は次の通りです。5~17歳までの労働者が4,236万7,000人、児童労働者数が742万3,000人、男子児童労働者が547万1,000人、女子児童労働者が195万2,000人、都心の児童労働者が140万8,000万人、農村の児童労働者が601万4,000人、レギュラーワーカーが7,1%、お手伝いさんが1,2%、日給労働者が23,7% 見習いが3,3% 無給のお手伝いが0,5%、自営業者が56,7%です。
 ICFTU-BCは、5つのナショナルセンターと一緒に活動しています。ICFTU-BCはナショナルセンターの強化のためにJILAFの活動に積極的に取り組んでいます。