2004年 アゼルバイジャンの労働事情

2004年2月4日 講演録

アゼルバイジャン労働組合連合(ATUC)
ラウフ ファルハッド アスケーロフ

情報産業独立労連 アズユーロテル労働組合 執行委員長

 

ATUCの活動方針

 アゼルバイジャンではバクー市におきまして、1904年10月17日に初めての労働組合として鉄道労働組合委員会が設立され、労働組合の活動が開始されました。しかし、アゼルバイジャンで労働協約を初めて締結した組織はこの組織ではなく、1904年12月に設立をされた石油産業労働組合でした。
 アゼルバイジャンは旧ソ連から独立した後、各産業部門及び労働組合の活動において、新たな改革が必要となりました。アゼルバイジャン労働組合連合(ATUC)には23の産業別組織が加盟をしておりますが、それぞれの産別組織は独自の憲章と綱領を持っており、独立した法人として活動を進めております。
 産別組織を通じてATUCに加盟しているのは、約150万人であります。単位組織の数は1万8,000になります。この単位組織は企業別もありますし、また職業別の組織もございます。
 ATUCは機関紙として援助という意味の『ウリファシュ』を発行しております。また、傘下の労働者の保養のために「クロルト」という名前の株式会社を経営しています。クロルトという意味は保養地という意味で、この会社は、14カ所の保養施設を有しており、これらの保養施設は、加盟組合員が使えるようになっております。そのほかATUCは16のスポーツ団体をまとめておりますスポーツ団体協会を運営しております。また、モスクワ労働社会関係アカデミーのバクー支部がATUCのイニシアティブで設立されております。
 1991年にはATUCのイニシアチブによりまして、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの労働組合がまとまりまして、アゼルバイジャン・中央アジア・カザフスタン労働組合ナショナルセンター連絡協議会が設立されました。
 その後、この連絡協議会にはトルコのナショナルセンターでありますトルコ労働組合連盟(Turk-Is)やトルコ真正労働連盟(AK-Is、そしてグルジアの労働組)合連盟(GTUA)等の組織も加盟をするようになりました。そして2000年11月にATUCはICFTUに加盟しました。