2002年 コートジボワールの労働事情

2002年9月11日 講演録

コートジボアール労働総同盟(UGTCI)
ブレイ シュザンヌ ダザオン

コートジボアール労働総同盟 ギグロ地域支部会長

 

UGTCIの活動方針

 UGTCIは1962年8月4日にアビジャンで誕生しました。そのときに各地に多数あったナショナルセンターが統一されて組織ができ上がりました。UGTCIのモットーですが、統一、連帯、進歩を挙げています。UGTCIには240の単位組織、8つの産別連盟、9つの地方組織、30の地区組織で構成されています。組合員は26万9,228人です。書記長はイヤシンテ・アディコ・ニアムキです。
 UGTCIの課題は、その活動を通じて労働者の生活の質を高めていくことにあります。もちろん労働法の改正も行なわなければなりません。公平な富の分配を確保しなければなりません。労働者の安全・衛生と健康を守っていく条件を整えていくことも重要であります。
 セミナー、シンポジウム、講演などといった労働組合の教育活動を通して労働者の教育を行なっています。アフリカの労働者のみならず世界の労働者との統一行動・団結を強め、協力を推進しています。また退職者、インフォーマルセクターの労働者も含めて、あらゆる部門の労働者の団結を進めながら、労働組合活動の調整を行っています。
 次に、私たちの組織での女性の地位について申し上げます。ご承知の通り、女性の社会への参画なくして持続的な進歩、発展はないという認識に立ち、1975年にメキシコの国際会議において男女雇用機会・待遇均等宣言が出されました。それにより国際婦人年という制度が始まり、その後一連の画期的な会議も行われました。1980年はコペンハーゲン、85年はナイロビ、95年は北京、97年はILOのジュネーブの本部で会議が行われ、この意志を継いで労働組合のレベルにおいても、ICFTUを初め、国際教職員労連(EI)、国際公務員労連(PSI)、アフリカ労組統一機構(OATUU)、アフリカ地域組織(AFRO)などが、その方向性を受けて女性の組合活動への参加を進めてきました。UGTCIに女性委員会が誕生しました。
 労働組合の活動の中で女性の参画という新しい広がりの中で、所属する組合それぞれのレベルにおいて労働組合活動への女性の参加を広く促進したいと思っています。この女性委員会というのは、まずは女性の出会いの場ですが、そこでいろいろ試行し、話し合い、女性特有の問題を取り上げていくということを目指しています。これは女性にとっても教育の場として非常に大事な役割を果たしています。女性の生活の質を高めるためにセミナー、一連の講演、またはワークショップを開催しています。このワークショップも女性のための、所得を創出することのできる、例えば裁縫、刺しゅう、フラワーアート、さまざまな料理教室ですとか、さまざまな製品を販売していくための協同組合的なものをつくるということを行っています。
 単位組織のレベルにおいて、執行部の女性の比率を30%という基準に設け、それを適用していくように努力しています。こうしてUGTCIの中で執行委員会に9人の女性、中央指導委員会に8人の女性、地方同盟のレベルで女性書記が1人おり、私がその役目を担っています。女性の組合活動への参加は非常に明らかなことに見えるかもしれません。しかし、そのためには一連の障害がまだ残っています。これを取り除く必要があります。