先進国チーム

 2015年7月26日~8月1日の日程で、ドイツ労働総同盟(DGB)、イタリア労働総同盟(CGIL)、イギリス労働組合会議(TUC)の3カ国3組織から5人(うち女性3人)を招へいした。本チームでは、基調テーマを「人口減少社会の雇用・労働政策」に据え、滞在中の各プログラムでは幅広い知見に根ざした採るべき政策をめぐって質疑・議論・経験交流が交わされた。
 プログラム序盤でのJILAF講義では、「雇用形態の多様化と中間所得者層の崩壊」として講義、意見交換を行い、参加者からはリビングウェッジの定義をめぐる相違と、いかに未組織労働者や国民に重要性を訴えるかについて関心が寄せられた。
 滞在中の7月28日には、「人口減少下における経済・社会の活性化と雇用政策を考える」と題したシンポジウムが48人の参加を得て都内で開催された。シンポジウムでは、招へいチーム参加者全員が各国の生産年齢人口、高齢者、女性、移民各政策と労働市場との関係性をめぐり、講演者として、またパネルディスカッションのパネリストとして登壇した。G7参加国間でも状況が異なり、相違する政策について、チーム参加者が認識するに至ったばかりでなく、シンポジウムの聴講者であるわが国参加者は、特に女性、移民などをめぐるわが国より成熟した要素・政策とその課題について共有することができた。
 また、本チームは、連合本部、連合総合生活開発研究所(連合総研)、東京しごと財団を訪れ、取り組みや事業内容について聴取し、意見交換を行った。
 連合本部では、おもに男女平等政策とその取り組みについて講義を受け、連合総研では、国境を越える派遣労働者などの事例について出席者間で共有化し、また東京都しごと財団では、財団が運営する「東京都しごとセンター」を訪問し、高齢、女性、若年休職者と求人の実際のマッチング窓口や求職者へのセミナーなどワンストップサービスについて解説を受けた。
 招へい参加者は、これら訪問先において、わが国雇用・労働政策をめぐる実際の取り組みや実事業について知見を得ることができたばかりでなく、訪問先相手方から参加者に対して、「それぞれの国においては、いかなる対策が採られているか」など逆に質疑を受けるなど、活発な意見交換、経験交流が展開された。

先進国チーム参加者

ドイツ労働総同盟(DGB)

1.氏 名Ms.Sina Kaja Frank
シナ カヤ フランク
 所 属ドイツ労働総同盟(DGB)
 役 職会長室長
 組合歴4年

ドイツ労働総同盟(DGB)

2.氏 名Mr.Jean-Baptiste Friedrich Daniel Abel
ジャン バプテイスト フリードリヒ ダニエル アベル
 所 属ドイツ労働総同盟(DGB)
 役 職リタイアメント政策局長
 組合歴6年

イギリス労働組合会議(TUC)

3.氏 名Mr.Glyn Travis
グリン トラヴィス
 所 属刑務官労働組合連合
 役 職副事務局長
 組合歴27年

イタリア労働総同盟(CGIL)

4.氏 名Ms.Silvana Cappuccio
シルヴァナ カプッチオ
 所 属イタリア労働総同盟(CGIL)
 役 職欧州・国際局執行委員
 組合歴27年

イタリア労働総同盟(CGIL)

5.氏 名Ms.Giulia Barbucci
ジウリア バーブッチ
 所 属イタリア労働総同盟(CGIL)
 役 職欧州・国際局執行委員
 組合歴25年

参加者の様子

JILAF国際シンポジウム中城連合総研所長・基調講演

国際シンポジウム・ドイツDGBの報告

国際シンポジウム・イギリスTUCの報告

国際シンポジウム・イタリアCGILの報告

国際シンポジウム・パネルディスカッション

連合本部を訪問

東京都しごとセンターを訪問

連合総研訪問・意見交換

JILAF南雲理事長を囲んで