タイ・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(7月~8月)

ライフサポートセミナー 集合写真

 日本国政府(厚生労働省)からの受託により実施している「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」のため、7月28日(月)~8月1日(金)の日程でタイ東北部コンケンを訪問し、第1回ライフサポートセミナーおよび第2回拡大作業委員会(EWC)セミナーを開催した。
 7月30日(水)には、コンケン拡大作業委員(EWC)の運営のもと、第1回ライフサポートセミナーがコンケン郊外のラムナムポーン市で開催され、同市の市長(女性)も激励に駆けつけた。当セミナーには、米や野菜などの栽培に従事する農業従事者32人(ネットワークメンバー)が参加し、新たな仲間となった。プログラム冒頭、アヌワット・ポーティナーム農業協同組合省コンケン土地開発局局長を迎え、農業従事者の生活改善に向けた意識改革/心構えと手法(計画的作付、管理、販売、二期作農法など)および有機農法への転換事例などのレクチャーがあったのち、サンコンピー労働省社会保険事務局コンケン部局長より、インフォーマルセクター労働者が享受可能な社会保険40条について(内容や加入方法)の講義があった。その他、農業協同組合銀行職員より「家計改善と貯蓄」と題する講義があり、参加したネットワークメンバーからは、今後の生活改善・底上げに向け当セミナーが有用であったとコメントがあった。
 また、7月31日(木)には、第2回コンケン拡大作業委員会(EWC)セミナーが農業協同組合省コンケン土地開発局小会議室で開催された。冒頭、拡大作業員を代表して、ソンブーン労働省コンケン労働保護福祉局局長は、①地方インフォーマル管理委員会(委員長;副知事)の発足とSGRAとの連携、②有機農法と付加価値、③マーケティングとブランディング、④持続的フォロー、⑤灌漑用水と所管省庁などにかかるコメントがあった。次に、アヌワット・ポーティナーム農業協同組合省コンケン土地開発局局長の参加のもと、ネットワークメンバーのコンケン政府主体有機農業訓練への橋渡し(ブリッジング)にかかる計画等を相互論議し、①有機ジャスミン米稲作のための土壌検査、②陸稲現場の視察、③有機米他農産物のSGRAコンケン協同組合(今年度中に設立登記予定)を通じた販売、④国営企業労働連盟(SERC)コンケン支部組合員への物資斡旋等のイメージを確認のうえ、9月末を目途に全ネットワークメンバー32人を、土地開発局主催職能訓練へブリッジングする旨意思統一を図った。
 このほか、第3回コンケン拡大作業委員会セミナーに向け、農業協同組合省クレジットユニオン協会東北支部との意見交換を行ない、今後の協力を要請した。

日程

月日内容
07月30日第1回コンケン・ライフサポートセミナー
07月31日第2回コンケン拡大作業委員会セミナー
08月01日第3回コンケン拡大作業委員会に向けた打ち合せ

参加者の様子

ライフサポートセミナー 社会保険についての講義

EWCセミナーのようす

コンケン拡大作業委員のメンバーと