モンゴル・労使関係セミナーおよび生産性セミナー

 国際労働財団(JILAF)とモンゴル労働組合連盟(CMTU)共催で、労使紛争の解決をテーマに「労使関係・生産性セミナー」を11月2~4日モンゴル・ウランバートルで開き、30人が参加した。
 モンゴルでは2008年4月に政労使・三者構成によって、「労使紛争解決事務所」を各県およびウランバートル市の6つの特別区に設置し、さまざまな紛争を扱いながら、制度が発展してきた。このような情勢を背景に、(1)2008年度の労使関係セミナーでは日本の労働審判制度(2)2009年度は個別と集団双方の紛争解決――などを紹介し、2010年度はさらにテーマを絞り、5月に「解雇に関する紛争やインフォーマルセクターへの対策」に関するセミナーを行い、今回は「賃金交渉における労使紛争解決」とした。
 このセミナーには元連合静岡会長として、静岡県労働委員会委員を務めた平野哲司静岡県労働者福祉協議会委員長より、労働委員会の取り組みや紛争解決の経験――などの講義を行った。
 また、質疑応答では、賃金紛争に関する日本の紛争事例を紹介し、モンゴルの事例と比較した。グループ討議では「日本の制度からモンゴルの制度に取り入れると良い点」をテーマに行い、「日本のように紛争が個別であるか集団的紛争であるか等、事例に応じて対応を区分したらどうか」等、活発な意見交換が行われた。最後に参加者から「モンゴルと日本では労働条件や労使紛争の状況は違うが、このセミナーで学んだ日本の労働委員会の制度などを今後の活動に活かしたい」との感想が聞かれた。

日程

月日内容
11月02日労使関係・生産性セミナー(1日目)
11月03日労使関係・生産性セミナー(2日目)
11月04日労使関係・生産性セミナー(3日目)

参加者の様子

開会式の様子

グループ討議をする参加者たち

CMTU・ガンバータル会長による今後の活動計画の策定