ミャンマーチーム

 6月22日から7月1日の日程で、ミャンマー労働組合連盟(FTUM)から10人を招聘した。
 2011年の労働組合法改定により、軍事政権下では禁止されていた労働組合活動や労働者の権利に対する規制が緩和されたが、現在も強制登録制度の下におかれ、ナショナルセンターであるFTUMが法的には存在していないことになっている。また、労働組合を組織するのには、最低30人以上の労働者が雇用され、全労働者の10%以上の参加が必要となっており、組織化は非常に厳しい状況にある。このような状況の中で参加者は、多くのことを吸収して労働者の労働条件改善、法体系の整備、労働組合の結成、ナショナルセンターとしてのFTUMの機能強化などに尽力したいと熱心に研修に臨んでいた。
 また、組織を拡大・強化し、労働組合の社会的プレゼンスを高め、各レベルの労働組合を組織し、労働組合の力を最大限に発揮させるためにも、日本の労働組合のシステムを参考にしたいという姿勢が参加者一同から見受けられた。
 連合本部訪問では、2020年までに「1000万連合」を実現するため、連合本部、産別、地方連合会が一体となって組織拡大に取り組んでいることに強い関心を示し、どのように組織化活動を展開しているのかなどの具体的事例を自国の状況と比較しながら、組織化の重要性を改めて感じていた。
 産別訪問として、UAゼンセンを訪問し、組織概要と活動、民主的な労働組合の運営と組織強化について説明を受けた。参加者は、厳しい状況の中でも、運動の継続と次世代の育成が重要だと感じていた。職場訪問では、全水道加盟の金町浄水場を訪問し、安全でおいしい水を供給するための浄水処理システムについて説明を受けた。参加者は、オゾンによる高度浄水処理施設により下水処理能力が向上したことなどに関心を示していた。
 参加者からは、「日本で学んだことを生かし、より積極的に組織拡大に取り組みたい」「日本で学んだことを多くの人に伝えるとともに、現在の法律を労働者のためになるような内容に変える努力をしていきたい」などの感想が聞かれた。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

UAゼンセン全水道(全日本水道労働組合)
金町浄水場

皆さまどうもありがとうございました。

ミャンマーチーム参加者

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

1.氏 名Mr.Myo Myint
ミョ ミン
 所 属Hlaingtharyar地区家庭用品(プラスティック)労働組合
 役 職委員長
 組合歴2年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

2.氏 名Mr.Win Zaw
ウィン ゾウ
 所 属Hmawbi地区家庭用品労働組合
 役 職委員長
 組合歴2年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

3.氏 名Mr.Ye Min Kyaw
イェ ミン チョウ
 所 属lnsein鉄道労働組合
 役 職副書記長
 組合歴3年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

4.氏 名Mr.Kyaw Soe Moe
チョウ ソウ モウ
 所 属Daik-U地区荷役労働組合
 役 職委員長
 組合歴10年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

5.氏 名Ms.Khin Nilar Soe
キン ニラー ソウ
 所 属Yes-1衣料品工場労働組合
 役 職委員長
 組合歴1年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

6.氏 名Ms.Win Aye
ウィン エイ
 所 属Taw Win Myanmar レースエ場労働組合
 役 職財政担当
 組合歴2年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

7.氏 名Ms.Win Win Khaing
ウィン ウィン カイン
 所 属Midas衣料品工場労働組合
 役 職委員長
 組合歴2年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

8.氏 名Mr.Min Min Lat
ミン ミン ラット
 所 属ミャンマー労働組合連盟(FTUM)
 役 職組織担当
 組合歴2年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

9.氏 名Mr.Myint Oo
ミン ウー
 所 属Myanmar Bawdwin 労働組合
 役 職委員長
 組合歴2年

ミャンマー労働組合連盟(FTUM)

10.氏 名Mr.Zaw Min Win
ゾウ ミン ウィン
 所 属Myitnge旅客バス・貨物トラック労働組合
 役 職財務担当
 組合歴1年

参加者の様子

国際労働財団での講義

連合本部訪問

UAゼンセン訪問

労働事情を聴く会

金町浄水場の沈でん池視察

オゾン処理施設の説明

グループ討議・発表のようす

グループ討議・意見交換のようす

講義の合間のアイスブレイク