バングラデシュ・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(1月)

 国際労働財団(JILAF)は2014年1月23日、国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)のバングラデシュにおけるナショナル・ワークショップを開催した。
 ITUC-BC レポン事務局長をはじめ事業推進の中核メンバーが一堂に会し、2013年度の活動の総括と、2014年度の具体的活動等に関する集中的な論議および確認を行なった。バングラデシュにおけるインフォーマルセクター労働者の生活改善・底上げ支援のため、事業開始2年目を迎えた2013年度は、自立的な職業訓練や互助組織運営に向けて、より一層草の根レベルでの支援体制の構築・強化が不可欠との認識を共有した。
 冒頭、ITUC-BC レポン事務局長が2013年度の活動報告を行ない、相次ぐホルタル(ゼネスト)にもかかわらず、151人のインフォーマルセクター労働者が各種職業訓練(縫製、溶接、コンピュータ技術など)を無事修了できたことや、インフォーマルセクター労働者の具体的支援についての組織的経験値を得られた点を高く評価した。一方、改善点については、①事業実施地域であるボグラ、クルナ、チッタゴンにおける作業部会体制が未だ脆弱であること②職業訓練参加者の適性をより一層考慮した人選基準が必要であること③現地におけるSGAR事業の認知度を高めるべく、より戦略的な広報活動が重要なこと――などの指摘がなされた。
 これらをふまえJILAF・團野専務理事は、「職業訓練実施にはさまざまな改善の余地がある中、今後も成果を出しながらプロジェクトを推進していけると信じている。一方、地域レベルの事業推進員については、事業理解の推進などの教育が不足していたと認識している。地域作業部会メンバーには、職業訓練の運営や協同組合の設立ノウハウなどを含め、事業全体を熟知してもらう必要があるため、今後中核人材となるべくSGRAトレーナー研修(TOT)に参加してもらうことが望ましい。職業訓練や生活改善のためのセミナーなどへの参加者の選定は中央作業部会を中心に至急作成をお願いしたい。今後どのように事業を周知徹底していくか2014年度中に検討したい」と答弁した。
 最後に、JILAF・若月グループリーダーが2014年度の活動内容について年間活動スケジュールとともに説明し、①地域作業部会を拡充すること(各地6人から12人に増員)②地域作業部会は全員トレーナー研修(事業理念、協同組合やSGRAショップ設立に向けた研修)および生活改善セミナーなどに参加すること③職業訓練科目を増やすこと(現在の5科目から8科目へ増加)④職業訓練参加者の就職・就労・起業の実現に向け、政労使の協力体制の強化が不可欠なことなどについて全体で確認した。

日程

月日内容
01月22日第5回作業部会会合
01月23日ナショナル・ワークショップ