東ティモール・職場の環境改善セミナーおよび労使関係セミナー

 国際労働財団(JILAF)と東ティモール労働組合連合(TLTUC)との共催で「職場の環境改善セミナー」「労使関係セミナー」を12月14~16日、東ティモール・ディリで開き、30人が参加した。
 この「職場の環境改善セミナー」は2008年からはじまり、現在までに(1)基礎セミナー(2)育成セミナー――を行っている。今回の最終段階での評価セミナーは、過去のセミナーに参加した組合員から、基礎セミナーと育成セミナー参加後、自らの職場でどのような労働安全衛生活動を行ったのか発表し、JILAFとTLTUCがその評価を行った。
 はじめにTLTUC・ジト会長は「東ティモールには労働者に対する十分な労働法がいまだに存在していないため、労働災害が起こると十分な保障が得られる状況にはない。今後は労働組合が力をつけ、労働者のための労働法の策定の場を作れるよう政府と交渉していきたい。またJILAFとの職場の環境改善セミナーに参加する組合リーダーたちがこの経験を職場に持ち帰り、組合員たちに伝えてほしい」とあいさつ。
 次に「労使関係セミナー」では、JILAF・林常務理事から「日本の労働運動の役割と課題」、現地支援グループ・伊藤グループリーダーから「日本の職場環境改善の取り組み」について講義が行い、活発な質疑応答が行われ、参加者の理解促進が図られた。
 また、「職場の環境改善セミナー」の評価会では参加者が自らの職場での活動報告を行い、「JILAFのセミナーに参加してから、職場の安全衛生問題に積極的に取り組むことができるようになった」「職場の仲間たちと職場の環境について議論を行う機会が増えた」などの意見が聞かれ、今後の活動計画についても職場の労働環境を向上させようとする参加者の積極的な姿勢を感じることのできるセミナーとなった。

日程

月日内容
12月14日職場の環境改善セミナー
12月15日職場の環境改善セミナー
12月16日職場の環境改善セミナー

参加者の様子

開会式でのジト会長あいさつ

ゲームでリラックスする

伊藤グループリーダーによる労働講義

休憩時間を楽しむ参加者たち

林常務理事による労働講義

グループ討議で会社への職場の環境改善提案書を作成