アフリカ英語圏チーム

2013年12月8~12月21日の日程で、アフリカ英語圏チームとして、ガーナ、ケニア、ナイジェリア、ウガンダ、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエの7ヵ国8組織から10人を招聘した。

 今回の参加者は、日頃対立的な労使関係の中で労働運動に取り組んでいる人が多く、そのため日本の良好な労使関係に対して非常に高く評価していた。また、社会保障制度、高度な経済発展など、日本の社会全般に対しても高く評価していた。
 しかし、このように良好な労使関係が維持され、なおかつ労働者の権利保護をしっかりと守る法律も完備されている日本において、なぜ、昨今、組合組織率が低下し、労働運動が停滞気味であるのか、なぜ多くの女性が出産時に仕事から離れてしまうのか、などの疑問を参加者は抱いていた。これらの疑問については、日本側の各講師が、各々の立場で課題に取り組んでいることを説明することで、参加者の理解は深められていった。
 産別講義としては、自治労の講義を受けた。自治労の組織化戦略や自治労独自の共済事業の説明を聞くことができた。連合佐賀プログラムでは、女性の組織化対策などについて役員と意見交換することができた。また、ハローワーク佐賀を訪問し、全国の求人情報にアクセスできる日本の職業紹介システムについて理解した。さらに、佐賀県内の代表的な事業所として、㈱名村造船所を訪問し、製造現場を視察すると共に、事業所内の労働組合の組織・活動概要について理解することができた。
 アフリカ諸国は、豊富な天然資源と人的資源を背景に、今後、日本を含めた多国籍企業の進出がいっそう増えていく可能性を秘めた地域である。企業の安定的な経営基盤を確保し、海外からの投資を呼び込むには、建設的な労使関係を維持・発展させていくことが必要不可欠である。そして、労使双方が、その利益を享受できるようにすることが、今アフリカ諸国の労働組合に求められている。
 最終日に、このプログラムで得たことを今後、どのように自国で活かしていきたいかというアクションプランについて、参加者から「労働金庫設立のための調査研究」「生産性運動の取り組み」「労使協力という概念の導入」などの提案があった。

アフリカ英語圏チーム参加者

ガーナ労働組合会議(TUC GHANA)

1.氏 名Ms. Hilda Apini Atia
ヒルダ アピニー アティア
 所 属ガーナ労働組合会議(TUC GHANA)
 組合歴7年

ケニア労働組合中央組織(COTU)

2.氏 名Ms. Damaris Wanjiru Muhika
ダマリス ワンジル ムヒカ
 所 属ケニア労働組合中央組織(COTU)
 組合歴3年

ナイジェリア労働会議(NLC)

3.氏 名Mr. Emmanuel Okechukwu Ugboaja
エマニュエル オケチュク ウグボアージャ
 所 属ナイジェリア労働会議(NLC)
 組合歴15年

ナイジェリア労働会議(NLC)

4.氏 名Ms. Oluchi Okorie Ume
オルチ オコリエ ウメ
 所 属ナイジェリア石油・天然ガス労働組合
 組合歴11年

ウガンダ全国労働組合組織(NOTU)

5.氏 名Mr. Stephen Wafula Barasa
ステファン ワフラ バラサ
 所 属園芸・サービス産業労働組合
 組合歴7年

南アフリカ組合連盟(FEDUSA)

6.氏 名Ms. Dorothy Nokuzola Ndhlovu
ドロシー ノクゾラ ンドゥロヴ
 所 属南アフリカ組合連盟(FEDUSA)
 組合歴23年

南アフリカ全国労働組合協議会(NACTU)

7.氏 名Mr. Narius Moloto
ナリユス モロト
 所 属南アフリカ全国労働組合協議会(NACTU)
 組合歴25年

ザンビア労働組合会議(ZCTU)

8.氏 名Mr. Cosmas Mukuka
コスマス ムクカ
 所 属ザンビア労働組合会議(ZCTU)
 組合歴13年

ジンバブエ労働組合会議(ZCTU)

9.氏 名Ms. Shithokozile Siwela
シトコザイル シウェラ
 所 属ジンバブエ労働組合会議(ZCTU)
 組合歴14年

ジンバブエ労働組合会議(ZCTU)

10.氏 名Ms. Grace Zvikomborero Muphunde
グレース ズビコムボレロ ムファンデ
 所 属ジンバブエ労働組合会議(ZCTU)
 組合歴9年

参加者の様子

労働講義

連合訪問

労働事情を聴く会

名村造船所訪問

連合佐賀との意見交換

ハローワーク佐賀訪問