インドネシア労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)

 国際労働財団(JILAF)は、インドネシア労働組合総連合(CITU)と共催で「労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)」を6月27~30日、インドネシア・ジャワ島メラクで開き、労働組合指導者28人が参加した。
 このセミナーは、生産性向上運動(5Sおよびカイゼン)を通じて労使交渉を推進し、建設的な労使関係を確立することを目的としており、受講生は、プログラムで学んだ知識や経験を、職場で普及させるインストラクターになることを期待されている。
 4日間のセミナーは、 [1]労組の役割と挑戦[2]労働基準と建設的な労使関係[3]生産性運動と労働組合[4]労使協議と団体交渉――を基本に構成。その他、過去の受講者から5Sの取り組みを報告するセッションも行なわれ、「これまで労働組合は攻撃的な組織だと経営側から認識されていた。しかし、工場内で生産性向上のために、5S活動を実施することを提案。自分の所属しているラインだけではなく他のラインの従業員も積極的に活動に参加し、工場全体で生産性向上につながった。経営側は攻撃的な組織であるはずの労働組合が率先して活動したことに驚くとともに感謝された」と報告し、このプログラムが職場に根付きつつあることを認識するとともに、参加者自身が現場のインストラクターとして活動していることが確認された。
 最後に、CITU・アクバル副会長から、「交渉は対立的ではなく、対話を重視することが大切である。使用者側から不合理なことがあればストライキも辞さないが、こちらの要望を認めてもらえるよう、主張の仕方を考え組合の役割を果たすことが重要である」と述べた。
 なお、本年度はインドネシアのほか、ベトナム、タイ、フィリピン、モンゴルでPRGRESSプログラムの実施を予定している。

*PROGRESS(PROGram on Role of trade unions in Empowerment and Strategic Steps to decent work)

日程

月日内容
06月27日労使関係・生産性セミナー1日目
06月28日労使関係・生産性セミナー2日目
06月29日労使関係・生産性セミナー3日目
06月30日労使関係・生産性セミナー4日目

参加者の様子

石油化学工場で5Sパトロール

整頓(3定管理=定位置・定量・定品)の良好事例

5パトロールのまとめ討議