ネパール国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(2月期)

2月23~24日、ネパール・カトマンズにて開催予定のSGRA政労使代表者会議(ITM:International Tripartite Meeting)に向け、
①2017年度事業の成果と課題等の振り返り・総括
②日本国政府の次年度補助を前提とした2018年度活動方針骨子案に関する検討・論議
を主目的に、第3回中央推進委員会(CAC:中央政労使・ILO・JILAFから組成)を開催した。

また、中央推進委員会の開催に向けた事前の調整として、拡大作業委員会(事業実施地域4郡の地域作業委員、NTUC本部他)を現地主導で開催(2月6日)した。

2月5日に開催した拡大作業委員会では、主な成果として、
①各事業実施地域での生活改善情報セミナー(LSS)を通じた新規ネッチワークメンバーの組織化(142名、総計1118名)
②JILAF主体携帯電話修理訓練の初実施(15名が受講)
③SGRA協同組合「サハカリ」を主体としたパルサにおける識字・美容訓練の自主的実施
④全労済協会講義をふまえた互助セミナーの自主開催
⑤モラン市長によるSGRA協同組合設立・登記アシスト
⑥付加価値蝋燭他の販売とサハカリへの還元
⑦サハカリ主体香辛料調合訓練の実施と販売
⑧政府・使用者団体等主体農業・理容・美容訓練へのネットワークメンバーの橋渡し「ブリッジング」および就労・就職の実現(29名)
⑨バクタプール郡他における縫製訓練修了生が作成したNTUC/JILAF非正規学校制服の購入

また、課題として以下を共有した。
①事業実施地域毎の取り組み濃淡
②使用者団体によるネッチワークメンバーの更なる就労・就職支援(ジョブ・フェアの開催等)
③政府によるネットワークメンバー向け職能開発訓練の提供などを確認した。

また、日本国政府の次年度補助を前提とした2018年度活動方針イメージ案を提案、以下の論議を経て翌日の拡大作業委員会に繋げていくことを確認した。

ア.政府・使用者団体等主体職能開発訓練へのネットワークメンバーの更なるフリッジングおよび政府職業技能協会(CTEVT、25種の職能開発訓練を実施中)への働きかけ。
イ.使用者連盟(FNCCI)による就職・就労斡旋フェアの実現。
ウ.ILOグルーバルサプライチェーンプロジェクトとの有機的連携(対象:ニッティング・縫製を中心とするバクタプールネットワークメンバー)と起業支援等。
エ.政府との連携によるSGRAネットワークメンバーのためのハローワークの開設、および社会保障への加入勧奨。
オ.事業の完全自立・自走化に向けた核要員養成の強化と人への投資。

2月6日に開催した拡大中央管理委員会では、中央推進委員会の確認に基づく事業設計/行動計画等を現地主導で深掘りし、市場ニーズに基づくJILAF主体職能開発訓練メニュー等を検討した。

日程

月日内容
02月05日第3回中央推進委員会
02月06日拡大中央管理委員会