モンゴル労使関係・労働政策(IR)セミナーを開催

開会式での南雲理事長挨拶

 JILAFは、6月21日と22日の2日間にわたり、モンゴル労働組合連盟(CMTU)との共催で「労使関係・労働政策(IR)セミナー」を開催した。ウランバートル市内のホテルで行われた同セミナーには、各県組織代表者ならびに各加盟組織リーダー他80人(うち女性が45人)が参加した。  

 セミナーでは冒頭、アムガランバータCMTU会長・南雲JILAF理事長から開会挨拶があり、続いて、JILAF辻GLから「日本の労働運動の役割と課題」と労働者保護としての「日本の社会保障制度」等について説明があった。
 その後、建設的労使関係構築に向けての社会的対話促進に関する政労使からの現状報告として、(1)CMTU会長から「社会的対話実現の遅れは政権交代など政治的要因が理由だが、組合の積極性も欠けており、今後は好事例を参考に積極的な推進が必要」との見立て、(2)労働調整局職員から政労使協議の実態、(3)使用者団体MONEF副会長から「民間大手での対話はあるものの、政権交代などで政との対話はすすんでいない。使用者連盟自体の結束が弱い反面、CMTUの結束を評価している」との言及があった。

 続いて組合代表者による好事例の発表があり、地方での積極的な活動が多く紹介され、全体として建設的労使関係の構築が緩徐ではあるが着実に進められている状況を確認した。JILAFからは、「社会的パートナーとして相互に認め合う姿勢こそが大切であり、そのためには労働組合も切磋琢磨していくことが重要。CMTUの積極的な活動に敬意を表したい」とコメントした。

 2日目は、専門監察庁から非正規(組合との兼任)監督者の選任なども含め政労の協力関係の現状について報告があり、協力が進む中、より責任感を持って任務にあたる必要性が強調された。
 労働社会保険庁の社会的対話推進担当からは、労働・社会保障研究所の三者対話推進による成果の共有、社会的対話がもたらす労使関係および団体交渉好事例の共有、社会的対話の発展に向けた労働組合の政策提案などに関する双方向型のやり取りがあった。

 閉会式でアムラガンバータ会長は、「大統領選挙を直前に控えたセミナーの開催は何かと困難もあった。認められる労使になることが重要で、成功例は喜んで良く、外部にも発信すべき。学術分野からの参加もあり、今後の組合活動に活かして欲しい」と述べ、南雲理事長は、「CMTU100年の重みを痛感した。労働組合は助け合いの精神に基づくもので、それは内部のみならず、国民全体にも向けられるべき、今後は国民にもさらに信頼される組合になって欲しい」と次の100年への期待を関係者への謝辞とともに述べ、セミナーを終了した。

日程

月日内容
06月21日セミナー1日目
06月22日セミナー2日目

参加者の様子

活発な質疑応答(1)

活発な質疑応答(2)

グループディスカッションの様子