中華全国総工会 JILAF代表団訪問

 国際労働財団(JILAF)と中華全国総工会(ACFTU)の会談が8月23~27日、中国で開かれ、JILAFからは髙木理事長をはじめとする代表団が参加した。
 この中国訪問では、①ACFTUとの意見交換②髙木理事長とACFTU・王兆国主席のトップ会談③福建省共産党・孫春蘭書記との会談――等が行なわれた。

 ACFTUとの意見交換
 ACFTUからは陳副主席が出席し、意見交換が行なわれた。陳副主席からは中国の経済状況、特に消費主導型の成長への転換や新しい成長産業への育成、都市化の推進による地域振興に取り組むことを柱とした、「「12次5ヵ年計画」についての説明が行なわれた。

 髙木理事長とACFTU・王兆国主席のトップ会談
 髙木理事長と王兆国主席とのトップ会談が人民大会堂で行なわれた。はじめに王兆国主席は「連合会長時代に日中両国の労働組合の発展に尽力していただいたことに感謝する。ACFTUは連合およびJILAFとの協力関係を重視しており、両国の労働組合の発展のため今後も関係を強化していきたい」と述べた。
 これに対して髙木理事長は「東日本大震災ではACFTUから援助をいただいたことに感謝したい。今後も連合とJILAF、ACFTUの3者が友好関係をさらに発展させていかなければならない」と強調した。

 福建省共産党・孫春蘭書記との会談
 孫春蘭書記は「長崎県と福建省は1982年に友好都市となっており、今日も相互交流が盛んに行なわれていることをうれしく思う。現在、福建省では海洋経済の発展に向けた“海峡西岸経済区発展規画”を展開しており、その成果が表れてきている。福建省総工会は従業員の合法的権益を守り、調和のとれた労使関係を有する企業を築いてきた。髙木理事長の福建省への訪問を契機に双方の労働者の交流を推し進めていきたい」と述べた。

 おわりに
 ACFTUの課題として①組織拡大②農民工の対応(都市部への1000万人の出稼ぎ労働者の組織化)③民間企業の組織化――等があげられた。ACFTUの重点的な取り組みとして、労働安全衛生の強化と労働者の福祉共済事業、ディーセントワークへの取り組みとのことだ。特に福祉共済事業では、日本の労働金庫や全労済事業の取り組みを学び、制度の導入の検討を進めていく。
 JILAFの招聘事業では11月27~12月3日、中国チームを招聘し、国際シンポジウムを開催予定である。このシンポジウムでは、日中の労働運動やJILAFとACFTUが抱えている課題の中からテーマを選定する。今回の中国訪問では、シンポジウムを両国の労働運動にとって有意義なものとし、その重要性を認識する場となった。

中華全国総工会との会談

王兆国主席との会談

福建省総工会を訪問

福建省総工会鄭主席との会談

共産党福建省委員会孫春蘭書記と髙木理事長

共産党福建省委員会孫春蘭書記との会見