先進国チーム

JILAFにて

 JILAFは2016年9月25日から10月1日の日程で、イスラエル・スイス・アメリカより3ヵ国計5名(うち女性2名)を招へいした。今次チームは通常と異なり、先進諸国と日系企業・事業所との安定的取引や経済連携、今後の対日投資拡大を通じた雇用安定をめざしたものであった。とりわけ、プログラム後半で開催した国際シンポジウムのテーマである「非正規雇用等不安定雇用の現状と是正に向けた取り組み」に対する興味・関心がとりわけ強かった。
 労働講義では、「日本の雇用・労働の現状と課題」と題し、非正規雇用や格差の拡大、長時間労働等、日本の労働者が抱える課題とそれらに対する労働組合の取り組みに焦点をあてたセッションが展開され、招へい者からは、最低賃金決定の仕組み、高齢者雇用、労使交渉における政府の関与等、様々な質疑がなされた。連合総研訪問では、2014年と2015年に実施した「非正規労働者の働き方・意識に関する実態調査」の報告を受け、質疑応答を行なった。参加者からは、不本意でない非正規雇用労働者の理由、使用者側への調査の有無等の質問が寄せられ、日本の非正規雇用者の現状などについて知見を深めた。
連合訪問では、逢見事務局長の歓迎あいさつに続き、連合「非正規労働センターの取り組み」、「非正規雇用労働者に関する連合の政策・取り組み」の講義をそれぞれ受け、招へい者からは、日本の非正規労働者と最低賃金の適用、派遣労働者の法律上の保護等に関する質問・意見等が多く寄せられた。
産別訪問ではUAゼンセン本部を訪問し、流通・小売業およびフードサービス部門における非正規労働者への取り組み等について説明を受けた。招へい者からは、全国レベルに店舗を置く企業での労働協約のあり方、それぞれの業種での組織率等、自国の状況と比較した質問が出され、非正規労働者の現状と産別の取り組みについて了知した。 
国際シンポジウムは、「非正規労働者等不安定雇用の現状と是正に向けた取り組み」と
題し、68名(組合関係者37名、政府関係者5名、企業関係者5名、マスコミ関係者5名、JILAF16名)の参加があった。招へい者は、各国報告およびパネリストとして参画し、全員が積極的に発言等を行なった。
役員との意見交換では、パートタイマーの待遇、公共セクターにおける非正規労働者の増加、最低賃金、移民労働者対策等がテーマとなったことから、JILAFより日本の状況を適宜説明、参加者の理解度向上を後押しした。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

UAゼンセン東京しごとセンター
連合総研

皆さまどうもありがとうございました。

先進国チーム参加者

イスラエル労働総同盟(HISTADRUT)

1.氏 名Mr. Moshe Friedman
モシェ フリードマン
 所 属イスラエル国防軍労働者組合
 役 職会長
 組合歴6年

イスラエル労働総同盟(HISTADRUT)

2.氏 名Mr. Adir Friedman
アディル フリードマン
 所 属イスラエル国防軍労働者組合
 役 職局長
 組合歴4年

スイス労働総同盟(SGB)

3.氏 名Mr. Luca Cirigliano
ルカ チリリアーノ
 所 属スイス労働総同盟(SGB)
 役 職中央執行委員兼国際局長
 組合歴4年

スイス労働総同盟(SGB)

4.氏 名Ms. Franziska Theresia Bender
フランチスカ テレシャ ベンダー
 所 属スイス労働総同盟(SGB)
 役 職リサーチ・アシスタント
 組合歴2年

アメリカ労働総同盟・産別会議(AFL-CIO)

5.氏 名Ms. Jennifer Brooke Dorning
ジェニファー ブルック ドーニング
 所 属アメリカ労働総同盟・産別会議(AFL-CIO)
 役 職労使関係専門局・会長アシスタント/調査部長
 組合歴6年

参加者の様子

国際シンポジウムの様子

連合総研訪問

連合訪問

UAゼンセン訪問

東京しごとセンター

JILAF役員との意見交換