アジアの新聞から

インド

インドの新しいテキスタイルパッケージは労働者に災難をもたらす

 6月終わりに、インド政府は繊維業界への約9億USドルの金銭的援助パッケージを発表した。このパッケージは今後3年間で1000万の新しい雇用を生み出すと同時に、非正規や短期間の契約を容易にする労働法の改正も行うことも意図している。国際的に縫製労働者の健康と生命の犠牲の上に成り立っている繊維業界の実情を鑑みるとこのパッケージは工場所有者にさらなる一方的な利益をもたらすものだということになる。バングラデシュ、パキスタン、カンボジアの繊維労働者の現実は、この産業の真の性質のありのままを思い出させる。

オーストラリア・アジア・ワーカー・リンク「ミニ・ニュース」より

スリランカ

スリランカの労働者たちが組織化の権利を正当化する

 スリランカでは3000人以上の労働者が、脅迫されることなく組織化する権利を求めるキャンペーンの一環としてデモを計画している。昨年中ごろに新政府が形成されて以来、とくに自由貿易区において使用者による労働者に対する無慈悲な攻撃が行われてきた。組合結成の奮闘を理由に、ある者は暴力を受け、ある者はセクハラを受け、また、ある者は不安定雇用契約に追いやられ解雇されたと、労働者たちは訴えている。

オーストラリア・アジア・ワーカー・リンク「ミニ・ニュース」より

韓国

韓国労働者、不安定雇用に対して抗議

 最近の韓国からの労働関係のニュースは、政府による組合リーダーに対する攻撃や彼らの投獄について集中しているが、労働者の抗議行動もひきつづき行われている。6月終わりから7月初めにかけて、公務部門の労働者と建設産業の労働者による大規模な動員があり、不安定雇用の労働条件に対して公務部門の労働者と建設産業の労働者による大規模な抗議行動があった。不安定雇用の問題は貧困率と社会的除外が高まる中、労働者にとって重大になってきている。

オーストラリア・アジア・ワーカー・リンク「ミニ・ニュース」より

韓国

繊維産業労働者に対して広がるセクハラがドキュメンタリーに

 インド中の何百万人もの女性が拡大する産業部門に次々と参入している。最新の報道番組が繊維産業を取材し、多くの女性たちが広くセクハラや暴力の目的にされていることを明らかにした。インド政府による最近の政策により繊維産業が拡大し、こうした問題が増え続けている。ドキュメンタリー番組では、労働者の権利を求めて組織化に働く労働組合や労働運動活動家によってのみ、労働者に対するこのような暴力はとめられるとしている。

オーストラリア・アジア・ワーカー・リンク「ミニ・ニュース」より

韓国

サムスンへの抗議キャンプが300日に

 ソウルのサムスン本社前には何か月も前から常設の抗議キャンプがある。彼らは労働安全衛生の活動家たちであり、サムスンの反労働組合の姿勢と数多くの労働者を死に追いやったひどい労働安全衛生の慣行に対して抗議を行っている。多くのメディアからの批判にさらされつつ、7月28日には抗議キャンプが300日目を迎える大集会が開催される。

オーストラリア・アジア・ワーカー・リンク「ミニ・ニュース」より

フィリピン

期限付き雇用契約を来年に廃止、労働相

 フィリピンのシルベストレ・ベロ労働雇用相は、人材派遣や期限付き雇用契約を2017年末までになくす意向を示した。14日付インクワイラーなどが伝えた。

 同相は、労働者は本来、試用期間である6カ月が経過すると正社員に登用されるべきだが、雇用主が期限付き雇用契約で解雇と再雇用を繰り返し、従業員を正規雇用に切り替えないケースが多いと指摘。労働雇用省令2011年18―A号は、こうした違法な期限付き雇用契約を禁じているが、シルベストレ労働雇用相は年内に半減させる意向を表明。さらに、来年末までになくすと明言した。

 これは、13日に行われたフィリピン雇用者連合(ECOP)の総会の演説で明らかにしたもので、ECOPも同相の方針を支持しており、総会では労働法の改正によって違法な期限付き雇用を封じ込めることが必要とする決議を採択した。

 ドゥテルテ新大統領は、選挙公約として期限付き雇用問題の改善を打ち出している。

「NNA ASIA」より