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No.456(2017/6/3)
バングラデシュ政府の労組弾圧に終止符を

 メールマガジンNo.438でバングラデシュ政府の労組弾圧は国際的に批判されていると掲載した。その後、2月23日インダストリオールバングラデシュ協議会と労働省、バングラデシュ縫製品製造輸出協会の3者が話し合い12月以来留置されている35名の労働者を釈放することに合意した。この背景はインダストリオールとユニのグローバルキャンペーンにより、世界中の組合からメディアに対し、毎日抗議のメールが寄せられ、バングラデシュハシナ首相には留置されてる労働者の釈放を要求する20カ国からの手紙が届いた。そしてバングラデシュ政府は釈放の決断をした。

 3月2日にはインダストリオールは私たちの関係者、このキャンペーンを支援してくださった世界中のすべての組合に感謝すると、メッセージを出した。

 しかしながら、35名の労働者の罪状はそのままであることから、ラナプラザ事故の後EU,バングラデシュ政府、米国、カナダとILO間で結ばれた縫製産業の安全と労働者権利改善に関するバングラデシュ協定を遵守するようにグローバルユニオンはEUに圧力を掛けている。具体的には2013年4月に結ばれた協定であるがその後、バングラデシュ政府は労働者権利を踏みにじってきたということから、EUはバングラデシュに付与している優遇関税(GSP)を停止するべきだと圧力を掛けている。

 5月のメーデーでは、インダストリオールサンチェス書記長がダッカを訪問し、留置された労働者の釈放を祝い、生活賃金の獲得と組合結成の自由を求めるデモ行進に参加した。組織化された工場では、良好な労使関係について労使双方を祝福し、「機能している労使関係を見ることは心強い、労働条件特に賃金の改善のために多くの努力が必要だ」と述べた。
 サンチェス書記長は縫製品製造企業協会BGMEA、労働雇用大臣、ILOの国家理事と会い、会合では、労働組合組織化の自由と、これからの衣服産業とのより良い労使関係の重要性を強調した。

発行:公益財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
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