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No.11(2009/12/17)
国連・女性に対する暴力撤廃の国際デー

 国連の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に当たって、国際労働組合総連合(ITUC)は世界の加盟組織と共に「女性と少女に対する暴力にノー」を言い、暴力に対しては刑罰を科すように求める活動を展開している。これらの活動は国連事務総長の「女性に対する暴力に終止符を打つために団結せよ」との呼びかけや、グローバルユニオンの「女性に対してディーセントワークとディーセントな生活を」などに関する活動の一環として行われている。
 また、ITUCのガイ・ライダー書記長は「職場の女性に対する暴力は一般社会で起きている女性に対する暴力と同様に深刻な問題である。労働組合は職場および社会生活の双方において女性に対する暴力を根絶していく運動を展開している」と語り、また女性に対する暴力の原因は「いつまでも残る女性と少女に対する不平等と差別が問題の根源にあり、暴力が許容され促進される環境を作っている」と述べた。
 女性の3分の1は生涯に何らかの時点で暴力的な攻撃を受けている。その暴力のほとんどが強姦もしくはそれに匹敵する攻撃であるとされる。
 女性に対する暴力は[1]家内労働[2]製造業の職場[3]農業[4]病院――など、さまざまな職種や職場で行われている。セクハラ問題も依然として世界中のあらゆる職場で深刻な問題となっている。
 2009年10月19~21日に開かれた、「第1回ITUC女性大会」は、労働組合の取り組みをさらに強化するために、“女性に対する暴力”の決議を採択した。決議の中で国際社会や関係国政府に対して、武力紛争中に強姦など、女性に対する暴力が戦争のひとつの武器として系統的に使われている状況に、“女性であるから受けている”もしくは“女性労働組合活動家であるから受けている”現状であることから、女性に対する暴力を断固として阻止する措置を講じるように要請した。


*国際労働組合総連合(ITUC):連合が加盟する国際労働組合組織。世界の155ヵ国・地域、311組織、1億7,500万人の加盟人数を擁する。

発行:財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
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