活動報告 労使関係開発

ミャンマー・中国チーム

開催: 2023.05.22 2023.06.09
中華全国総工会の報告の様子(中国語部)

5月22日から5月26日の日程でミャンマー語部、6月5日から6月9日の日程で中国語部の招へいプログラムをオンラインで開催しました。

5月22日から5月26日の日程でミャンマーの参加者6名(うち女性3名)、6月5日から6月9日の日程で中国の参加者6名(うち女性5名)の2ヵ国計12名(うち女性8名)が参加し、すべてのプログラムを終了しました。

ミャンマーの労働事情を聴く会では、軍事クーデター後の現地の現状や各人の活動状況について報告を受け、中国の労働事情を聴く会は、日中双方の情報を交換する目的で開催しました。

ミャンマーの参加者は、産別の要職を担っており、同国の雇用安定に向けて日本から多くのことを学びたいという姿勢でプログラムに臨みました。

一方、中国の参加者からは、政治・経済情勢や労働市場の事情について報告を受け、日本側からは相原理事長が、「私たちが挑戦する社会課題」と題して講演し、双方で有意義な情報交換を開催することができました。

参加者からは、主に以下のアクションプランが提案されました。

  • 民主化後の労働運動を視野にいれて、組合リーダーの育成と組織強化に力を入れていきたい。(ミャンマー)
  • 児童労働を容認する職場が増えてきた。民主主義が取り戻されたら、それぞれの工場を組織化するとともに、児童労働の撲滅などの取り組みを行っていく。(ミャンマー)
  • 軍事政権により人権が保障されていない現状が続いている。また、労働災害が増えているが社会保障も確保されていない。職場における労働安全衛生を改善させる取り組みを行いたい。(ミャンマー)
  •  アフリカの労働組合の支援を行っているが、具体的な支援方法に苦慮している。JILAFが行う支援活動を参考にして取り組みを行っていきたい(中国)
  •  今後、さらに日本に関する労働事情や社会・経済情報を収集し、中国の労働運動の状況を注視しつつ、活動に活かしていきたい(中国)
  • 日本が直面している新しい就業形態の労使紛争未然防止の取り組みを参考にしたい(中国)

今回ご協力いただいた関連機関一覧

厚生労働省 中小企業家同友会全国協議会 中央労働委員会
日本労働組合総連合会東京都連合会 日本労働組合総連合会

皆さまどうもありがとうございました。