【ご案内】JILAF主催 2026年度国際シンポジウムⅠ「ビジネスと人権 」
~国際労働移動を「孤立させない」ために~
― 外国人労働者に対する政労使の役割 ―
グローバル経済の進展と人口動態の変化に伴い、国境を越える労働移動は拡大の一途を辿っており、日本社会においても、技能実習や特定技能、専門的・技術的分野など、多様な背景を持つ人々が労働市場を支える不可欠な存在となっています。実際に日本における外国人労働者数は増加を続けており、 厚生労働省によれば2024年時点で230万人を超え、過去最高を更新しています。さらに、JICAの推計では、2040年には日本国内で約688万人規模の外国人労働力が必要になるとされており、外国人労働者の受入れは、一時的な労働力不足対策ではなく、日本社会・経済の持続可能性を支える構造的課題となりつつあります。
一方で外国人労働者は送り出しや受入れの各段階における労働条件や安全衛生などの問題に対して、本来責任を持つべきと期待される主体が不明確であったり、十分に対応ができていないケースが存在するなど、「ガバナンスの脆弱性」が顕在化しています。この結果、受入れの現場では、労働者の孤立や、労働権利の侵害といった人権リスクを生む事例も見られます。
本シンポジウムでは、合法的に国境を越えて働く「外国人労働者」を特別な存在として捉えるのではなく、働く人々の一員として位置づけ、JILAFがこれまで向き合ってきた「ビジネスと人権」の理念を具体的に考察します。その上で、外国人労働者を取り巻く課題についてアカデミックな知見と、労働組合を中心とした現場の実践とを接続し、国際労働移動をより安全で包摂的なものとするための条件を、政労使の視点から探ります。
特に本シンポジウムでは、「企業は労働者の権利保護に対してどのような社会的責任を果たすべきか」という視点を軸に据え、政労使それぞれの役割と相互の関係性を整理することで、実効性ある対応について議論していきます。
なお、本シンポジウムは、送り出し国の視点から課題を整理する第1回として位置付けており、今後実施する第2回のシンポジウムでは受入れ国の視点から課題について議論を行う予定です。
企業行動と社会的責任に関わるすべてのステークホルダーの皆様にとって、有益な情報交換と課題解決のヒントとなる機会となれば幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
開催日時
2026年6月26日(金) 13時30分~16時00分
場所
ベルサール神田3F Room1 (東京都千代田区神田美土代町7)
※ 千代田線新御茶ノ水駅/丸の内線淡路町駅/都営新宿線小川町駅
※ ご来場・オンライン配信併用
お申込み方法
参加フォームからお申込みください。
※ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。
※上記参加フォームからのお申込みについてのご質問等につきましては、下記、「お問い合わせ」までご連絡ください。
お申し込み締め切り
2026年6月22日(月)
参加費
無料
内容
1.基調講演
山田 美和 氏
日本貿易振興機構 アジア経済研究所新領域研究センター 上席主任調査研究員
「外国人労働者の受入れにおける日本の制度的課題と各責任主体が果たすべきこと。(仮題)」
2.関係各主体からの報告
テーマ「国際労働移動をめぐる現状と課題」
フィリピン、フィジー、パプアニューギニア、マレーシアより
3.パネルディスカッション
テーマ「外国人労働者の労働環境・労働条件保護に向けて求められる責任と課題 (仮題)」
<コーディネーター>
・禹 宗杬 氏 : 法政大学 公共政策研究科 教授
<パネリスト>
・フィリピン : 被招へい者
・フィジー : 被招へい者
・政府側(オンラインにてフィリピンを予定)
主催
公益財団法人 国際労働財団(JILAF)
お問い合わせ
公益財団法人 国際労働財団(JILAF)労使関係開発・草の根支援グループ E-MAIL:labourrelations@jilaf.or.jp
