活動報告 労使関係開発

2025年度 ILO-ACTRAV共催多国間セミナー

2026.02.10掲載
開催: 2025.11.11 2025.11.15
集合写真
開催地:バンコク

出席者

  • アジア太平洋圏の労働組合リーダー 11カ国

計23名(内 女性12名)

活動内容

JILAFは、ILO-ACTRAV(国際労働機関労働者活動局)と共催で、「労使関係と雇用安定:多様な社会対話と団体交渉で実現するディーセント・ワーク、公正賃金、安全な職場の促進」をテーマに、アジア太平洋圏の労働組合リーダー23名を対象としたセミナーを、10月6日~10日にタイ・バンコクで開催しました。

本プログラムは、生活賃金、ディーセント・ワーク、労働安全衛生、責任あるサプライチェーンなど、現場で求められる重要テーマについて、講義とグループ討議を通じて理解を深めました。

ILO専門家による「賃金設定と団体交渉制度」のセッションでは、ILOが示す生活賃金の定義や設定方法を共有するとともに、安全で公正な職場を実現するための団体交渉力の重要性を議論を行いました。政策マッピングでは、地域ごとに課題への対策を検討し、特に「組織拡大」が共通の課題として確認されました。

また、JILAFによる安全衛生セッションでは、職場での安全衛生改善のPOSITIVEツールを紹介し、工場巡回を模した演習で改善点を洗い出しました。その後、POSITIVEの考え方を踏まえた責任あるサプライチェーンの講義では、労働組合参加型の社会対話を通じた職場環境の改善に向けたPROACTIVEツールを紹介し、模擬団体交渉も実施しました。

最後に、参加者は国別アクションプランを作成し、①労働権利や安全衛生に関する教育の強化、②POSITIVE、PROACTIVEを活用した職場での環境管理・改善の実行、③政策改善に向けた社会対話の推進の3点を各国共通の重点項目として共有しました。

参加者の声

  • 人権デューデリジェンスや職場の安全衛生の改善の具体的な実行例を紹介されて理解が深まった。
  • 自組織/自社でPOSITIVE、PROACTIVEツールを活用する具体的なガイドラインが知りたい。方針分析、団体交渉等に必要なソフトスキルを育むセッションを提供してもらいたい。

協力団体

ILO-ACTRAV
(国際労働機関労働者活動局)
ITCILO
(国際労働機関国際トレーニングセンター)
在タイ日本大使館

参加者の様子

  • 講義の様子1
  • 講義の様子2