活動報告 労使関係開発

開催: 2025.09.30 2025.10.09
修了式
開催地:東京都・滋賀県

出席者

  • アルゼンチン労働総同盟(CGT-RA)          1名
  • チリ中央統一労働組合(CUT)          1名
  • メキシコ労働組合連盟(CTM)         1名
  • メキシコ労働者全国連合(UNT)                1名
  • ブラジル中央統一労働組合(CUT)               2名
  • ブラジル労働組合の力(FS)               2名
  • ブラジル一般労働組合(UGT)         2名

活動内容

9月22日(オンライン対応)、9月30日から10月9日(来日対応)の日程で、アルゼンチン、チリ、メキシコ、ブラジルの4ヵ国から計10名(うち女性5名)が招へいプログラムに参加しました。

東京においては、JILAF役職員をはじめ、連合、厚生労働省、運輸労連、日本生産性本部、経団連、労金協会などから講義を受けました。内容は、労使関係、社会保障、労働法制、労働安全衛生、女性参画、若者の組織化、責任あるサプライチェーン、人権デューデリジェンスなど多岐にわたり、参加者は日本の経験と自国の状況を照らし合わせながら理解を深めていました。

また、「労働事情を聴く会」では、参加者が自国の労働事情、団体交渉の現状と課題、若年層の組織化と参加などについて発表し、JILAF役員と活発な意見交換を行いました。特に、社会対話の強化や職場の尊厳確保、若者の組織化、人権尊重の推進などについて、各国の共通課題を共有する場となりました。

地方プログラムでは、滋賀県を訪問し、滋賀県知事との意見交換、滋賀県庁によるレクチャー、テクノカレッジ草津、連合滋賀、国立印刷局彦根工場などの訪問を通じて、日本における地域レベルでの労使関係、人材育成、公共部門の運営、安全衛生や環境政策の取り組みを学びました。これらの視察は、日本の社会対話の多層的構造を理解する上で大変有益な機会となりました。

参加者からは、主に以下の意見及びアクションプランが提案されました。

  • 労使・政府の三者対話の場を整備し、信頼構築と協調的な交渉文化を自国で根付かせることを目指す。各産業に対話委員会を設置し、労働協約に対話スキームを組み込む取り組みを進める。
  • 青年委員会や若者ネットワークを整備し、若年労働者の参画拡大と権利教育を推進する。大学・専門学校・企業と連携した研修やワークショップを実施し、次世代リーダーを育成する。
  • 女性の雇用安定、ハラスメント防止、賃金格差是正のための政策提案や教育プログラムを強化する。労働協約にジェンダー条項を盛り込み、組織運営に女性の意思決定参加を増やす。
  • 職場の安全衛生委員会を常設化し、事故防止、PDCA改善、人権保護の仕組みを整える。DDガイドライン作成や研修、サプライチェーン監視を組合活動に組み込む。
  • インフォーマル・ギグワーカーへの組織化戦略を見直し、相談窓口や教育支援を拡充する。地域連携や社会政策の改善を通じ、組合への信頼回復と組織基盤の強化を図る。
  • 公務員部門で未整備の団体交渉制度を整え、地方自治体との公式な対話ルートを確立する必要性が強調された。対話経験者の地方政治参画や法整備の促進を通じ、公共サービスの質と透明性を高めることを目標とする。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

厚生労働省 日本労働組合総連合会 全日本運輸産業労働組合連合会
ヤマト運輸労働組合 日本労働組合総連合会
滋賀県連合会
テクノカレッジ草津
国立印刷局彦根工場 全印刷労働組合彦根支部 日本生産性本部
日本経済団体連合会 全国労働金庫協会

ありがとうございました。

参加者の様子

  • 運輸労連 クロノゲート見学
  • 連合本部にて
  • 国立印刷局 彦根工場見学
  • 三日月滋賀県知事表敬訪問