ニューヨークとカリフォルニアの病院チェーンで大規模な看護師ストライキ
2026年1月31日現在
1月12日のインデペンデント・ニュースや13日と27日のワシントン・ポストは「12日にニューヨークの3大病院チェーンで15,000人の看護師によるストライキ、26日にはカリフォルニア地域でカイザー・チェーンの病院で31,000人の看護師ストが発生した」と伝えた。
ニューヨークのストライキはニューヨーク州看護師協会(NYSNA)が3大私立病院チェーンのMontefiore, Mount Sinai そしてPresbyterianに対して行っているものだが、3病院の協約内容は別々で数回の交渉にも合意が成立していない。他方、その他私立病院とは暫定合意が成立、市立の病院数カ所は今回の交渉対象ではない。
看護師労組は昨年12月期限の前回協約に盛られた医療手当の遵守と充分な人員配置、そして職場暴力からの保護を要求と言うが、病院側からは法外な賃上げ要求の指摘、そして組合の言う医療費削減の事実はないとの反論がある。
ストライキについては民主党のホチャル知事及びマムダニ市長も支援を表明しているが、ストライキは2月1日現在も続いている。
他方、カイザー・パーマネンテのストライキではカリフォルニア州とハワイ州の病院が影響を受けているが、要求は賃上げと充分な人員配置であり、労働組合は医療プロフェッショナル組合・カリフォルニア統一看護師組合である。昨年10月と12月の交渉、ストライキでも合意は成立しなかった。
組合の賃上げ要求は4年で25%、「カイザーの賃金水準は業界から7%低いため、職員が他の病院に転職している」と主張するが、会社回答は21.5%、「これで業界水準を16%上回る」としての回答である。
カイザーは米国最大のNPO医療チェーンの一つで米国西部に600の医療施設と40の病院を保有し、1260万人の患者の治療に当たっている。
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