チャイヤプーム 日本米グループ視察
開催:
2025.09.03
~
2025.09.03
チャイヤプーム県
参加者
オンサイト/大使館:2名、株式会社アドヴォNEXT :1名
オンライン/SERC:1名、米農家グループ:12名
計:19名(JILAF役職員含む)
内容
2025年9月4日、チャイヤプーム県の日本米栽培グループを訪問しました。
今回は、在タイ日本大使館より、厚生労働省アタッシェの宮田書記官、農林水産省アタッシェの佐藤書記官にもご同行いただきました。
訪問では、今年植えた4つの圃場を巡り、4組の農家の作物の生育状況や課題を確認しました。鳥の被害や水管理の不足により生育が十分でない圃場もある一方で、鳥よけネットの設置や水量を自動調整する設備を整えた圃場では、予想以上に順調な成長が見られました。
日本米はタイ米とは栽培方法が異なり、気候条件も大きく違うため、きめ細やかな管理が求められます。現地の農家の方々にとっては戸惑う点も多いようでしたが、それぞれが工夫と挑戦を重ねていることを確認できたのは大きな成果でした。
今後は、収穫量や品質を比較し、特に成果の高い圃場を次回以降のモデルとして共有することで、より質の高い種籾の生産につなげていきたいと考えています。また、日本米栽培への関心がさらに広がることを期待しています。
視察後には、農林水産省アタッシェの佐藤書記官を中心に、参加メンバーの皆さまと有意義な意見交換を行いました。複数のメンバーからは、今年の乾季にも日本米栽培に挑戦したいとの意欲的な声が上がり、今後も弊財団として栽培支援を継続するとともに、収穫後の精米や販売面についてもフォローアップしていく予定です。





