モンゴルCMTU/JILAF労使関係・労働政策(IR)セミナーの開催

10月12日、13日に、モンゴルCMTUとの共催による「労使関係・労働政策(IR)セミナー」をオンラインにて開催しました。本セミナーには、合計126名が参加しました。

参加者の皆さん(オンライン)

 冒頭、CMTUアムガランバートル会長、JILAF南雲理事長が挨拶を行い、本セミナーの主旨・目的等を参加者全員で共有しました。

 つぎに、JILAF森下プログラムマネージャーから、「コロナ禍の日本の労働運動と課題、労働組合の好事例」と題して、①日本の労働運動の歴史、②日本の労働組合の機能と役割(春闘、生産性運動や労使協議等)について概括的に説明した後、COVID-19の雇用への影響を最小限に留めるための施策として、特に③雇用調整助成金制度と④労働政策審議会について説明しました。参加者からは、日本の雇用保険制度や社会保障制度について、日本の医療・学校現場の状況と労働組合の対応等に関する質問や意見がありました。

 続いて、CMTUから「コロナ禍のCMTUの活動と課題」について、①経済成長の確保と産業の支援、②雇用の維持と拡大、③収入の確保と増加、④社会保障の課題、⑤職場の安全衛生の観点から説明がありました。

 2日目は各県から、①医療や学校現場の逼迫した状況、②オンラインを活用した好事例、などの報告がありました。特にオンライン活用の好事例では、コロナ禍で行動制限がある中、SNSを利用して組合員同士がいつでもどこでも繋がることができる態勢をつくっており、毎週定例会合も開催している、との報告がありました。これを受けCMTUアディア事務局長から「最南の県からこのような先進的な報告があったことは素晴らしい。他の県でもぜひ検討いただきたい」との発言がありました。
 その後の質疑応答・意見交換では参加者から様々な意見・質問が出され、CMTU側が回答し、JILAF側からも日本の事例を共有しました。

 閉会式では、まずアディア事務局長から、JILAFおよび日本国政府の協力への謝辞とともに、「コロナ禍の様々な課題に対して、日本の労使協議制度を参考にして各職場で労使が話し合い、協力して課題に対処する姿勢を根付かせたい。その上で労働協約の締結に向けて取り組んでいきたい。」との挨拶があり、それを受け、JILAF南雲理事長から「アディア事務局長の考えに賛同する。労働組合にとって労働協約の締結は大変重要である。労働協約の締結にあたっては組織率を高める、つまりは同じ職場の仲間を誰一人取り残さない姿勢を大切にして欲しい。」との挨拶がありセミナーを終了しました。

参加者の様子

参加者の皆さん(地方)

県代表の報告の様子