国際労働財団(JILAF)は、日本政府厚生労働省)からの補助事業として実施している「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」の2019年度事業のため、8月4日(日)~8日(木)、プノンペンを訪問し、第2回普及中央推進委員会(構成:中央政労使、ILO、通称:DAC)と事業地域であるプノンペンの普及作業委員(構成:各地域政労使)を召集した第1回核人材養成セミナーを開催しました。また、インフォーマルセクター労働者を対象としたライフサポートセミナーを初開催しました。
8月5日に行われた第2回普及中央推進委員会では、活動対象者の再確認とプノンペンでの具体的な活動案等について、政労使・ILOの皆さんと協議をしました。
翌8月6日には、第1回核人材養成セミナーを開催し、プノンペン作業委員他合計14名が参加しました。このセミナーで、JILAFは、SGRA事業の概要や、SGRA既存4ヶ国(タイ・ネパール・バングラデシュ・ラオス)での成果・課題を共有しました。これらをふまえて、今後の活動計画(ライフサポートセミナー、職能開発訓練、相互扶助設置の検討)について、作業委員の皆さんと協議をしました。
8月7日には、カンボジアで初となるライフサポートセミナーを開催し、トゥクトゥク運転手・露天商・建設労働者合計45名のインフォーマルセクター労働者が参加しました。このセミナーでは、①インフォーマルセクター労働者の権利、②インフォーマルセクター労働者への社会保障制度、③家計改善ノウハウの講義を行った他、インフォーマルセクター労働者のニーズ把握のためのアンケート調査も実施しました。
今後、前述のアンケート結果をふまえ、職能開発訓練をカンボジア政府や使用者団体と連携しながら、実施予定です。
月日 | 内容 | |
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08月05日 | 月 | 第2回普及中央推進委員会 |
08月06日 | 火 | 第1回核人材養成セミナー |
08月07日 | 水 | ライフサポートセミナー |