国際労働財団(JILAF)は、日本政府(厚生労働省)からの補助事業として実施している「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」の2018年度事業を始動するにあたり、7月25日(水)~27日(金)、ハノイを訪問し、今年度事業方針に基づく年間計画ならびに具体的活動内容等について検討・論議しました。
JILAFは、2017年度よりベトナムとスリランカにおいてSGRA普及(アウトリーチ)事業を開始した。今年度は、その成果をふまえ、パイロット事業として両国のインフォーマルセクター労働者の生活改善・底上げにむけた各種活動を展開する。
今回は、第1回普及中央推進委員会を開催し、年間計画および具体的活動内容等について検討・論議しました。なお、同委員会の構成員は、現地の中央政・労・使(ベトナム労働・傷病兵・社会問題省、VGCL、VCCI)、ILOおよびJILAFです。
ベトナムでは今年、首都ハノイとベトナム南部に位置するドムタブ省でパイロット事業を展開予定です。それぞれの地域のインフォーマルセクター労働者のターゲット職種は、ハノイでは、シクロ(人力車)運転手、また、ドムタブ省では、マンゴーなどの果実栽培グループを予定しています。これらのインフォーマルセクター労働者に対し、①生活改善情報を提供するライフサポートセミナーの開催、②職能開発訓練、③相互扶助組織の検討などを行なう。なお、各種活動の展開にあたっては、SGRA事業実施国(タイ・ネパール・バングラデシュ・ラオス)のこの間の経験や実績、ノウハウなどを積極的に活用して行く。
月日 | 内容 | |
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07月25日 | 水 | 第1回普及中央推進委員会 |
07月26日 | 木 | ハノイ・インフォーマルセクター視察 |