国際労働財団(JILAF)は、2017年5月11日、バングラデシュ・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)における今年度の始動に向けた具体的活動内容を確認するため、バングラデシュ・ダッカにて第1回中央推進懇談会を開催した。中央推進懇談会には、ITUCバングラデシュ協議会(ITUC-BC)をはじめ、バングラデシュ使用者連盟(BEF)、ILOなどから合計14人が参集した。
ブイヤンITUC-BC議長の開会の挨拶の後、齋藤副事務長から「2016年度は、関係者の献身的な取り組みにより、①使用者連盟(BEF)主催によるネットワークメンバーのための”就職・就労斡旋フェア:JOBフェア”の開催(その後、40名が就職)、②各地域ごとに合計6つのSGRA協同組合の設立・拡大と協同組合主体による職能開発訓練の実施、③チッタゴンにおける少数民族(モンゴル系先住民族:チャクマー族)のネットワーク化など、特筆すべき成果があった。政労使一丸となった自主・自律的活動のさらなる加速に向け、JILAFも皆さんとともに汗を流したい」と挨拶した。
つづいて、2016年度四ヵ国政労使代表者会議(於ラオス・ビエンチャン)を振り返りつつ、2016年度ナショナルワークショップで確認した事業方針に基づく年間計画ならびに職業訓練計画(ボグラ、クルナ、チッタゴンの3地域)などの具体的活動内容等について検討・集中論議を行い、全体で確認された。最後にジャハンギール・チョードリーITUC-BC事務局長が今回の論議を総括、今年度事業のさらなる強化発展に向け、関係者全員が努力し合うことを宣言・閉会とした。
月日 | 内容 | |
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05月11日 | 木 | タイ事務所との打合わせ |
05月12日 | 金 | マスッド代表他との打合わせ |
05月13日 | 土 | 第1回中央推進懇談会(RT) マスッド代表・リエゾンマネージャ(LM)との協議 ITUC-BC新幹事との意見交換 |