国際労働財団(JILAF)は2月、タイ・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)をチェンマイ、コンケンにおいて実施した。
チェンマイにおいては、より困難な状況下にあるインフォーマルセクター労働者(障がい者、高齢者)に対する職能開発訓練(50名参加)
を実施した。
2月2~4日は、伝統的お菓子作り、花輪作りで、訓練には、チェンマイ高齢者協会代表者やドーンケオ区役所職員も参加し、それぞれから、ネットワークメンバーが作る花輪の定期的買い取りや、区役所での行事での伝統的お菓子の販売等、支援表明があった。
2月19~20日は、有機ハーブ栽培で(30名参加)、共催したドーンケオ区立病院からは、有機ハーブの具体的な買い取り品種と買い取り価格の説明があった他、北部作業委員(兼伝統的按摩学校校長)からも伝統的按摩(古式マッサージ)で使用する有機ハーブの種類や買い取り量、価格の説明があった。販売売り上げは、栽培者への還元に加え、SGRA協同組合でが貯蓄・福利厚生の充実にあてる旨確認した。
コンケンにおいては、2月14日、ナムポン市役所において、コンケン作業委員会を開催し、チョンプー(Ms)ナムポン市長含む7名が参加し、既存ネットワークメンバー(有機赤米栽培農家)の今後のフォローアップ計画や地方自治体への協力要請について議論を行なった。作業委員会後、今後一つの米蔵での一括管理体制に変更し、品質管理したい旨相談・要望があり、JILAFは、米蔵建設の一部費用を支援することとした。
月日 | 内容 | |
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02月02日 | 木 | 2月3日、チェンマイ県ドーンケオ区、障がい者リハビリテーションセンターにて職能開発訓練を実施。 |
02月03日 | 金 | 2月14日、コンケン県ナムポン市役所において、コンケン作業委員会を開催。 |
02月04日 | 土 | 2月20日、チェンマイ県ドーンケオ区役所にて、職能開発訓練(有機ハーブ栽培)をドーンケオ区立病院との共催で実施。 |