9月26日~10月9日の日程で、カンボジアおよびモンゴルの2組織より8名(内女性4名)を招聘した。
参加者は、JILAFでの講義や訪問先での視察・意見交換を通じて学んだ日本の労働運動、労使関係の特長、生産性運動等を自国での活動に活かそうという姿勢を示した。
とくに、日本の少子・高齢化に伴う諸課題、生産性の向上、春闘と団体交渉、多国籍企業における労使関係等、多岐にわたる質問が出され、活発な議論が行われた。
連合島根プログラムでは、ハローワークを訪問して雇用保険制度や職業紹介制度の説明を受け、失業者等に対する現場の支援体制について学んだ。
UIゼンセン同盟では、産業別労働組合の組織と活動について理解を深めた。その後、加盟組合の職場である花菱縫製岩槻工場を訪れ、オーダースーツの製造過程を視察するとともに、組合執行部と単位労働組合の活動について意見交換を行った。
労働金庫では、労働金庫と労働組合の活動の相互関連性について理解を深めた。
また、地方プログラムで広島の平和記念資料館や原爆ドームを視察し、参加者一同深い感銘を受け、[1]核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現、[2]北朝鮮による拉致被害者の一日も早い解放を内容とする「平和アピール」をとりまとめ、アピールを行った。