2004年 パプアニューギニアの労働事情

2004年6月2日 講演録

パプアニューギニア労働組合会議(PNGTUC)
ミニカ ゲポス トリマナラム

パプアニューギニアエネルギー産業労働組合(PNGEWA)
中央執行委員兼PNGTUC女性委員

 

PNGEWAの活動

 パプアニューギニアは、オーストラリアの北に位置しており、人口は400万人強で、750の言語に分かれています。国境は、インドネシアの一部である西パプアと接しています。20の州から成っており、国会議員の数は107名です。内閣は、首相と28人の大臣で構成されています。
 私は、パプアニューギニアで唯一の電力企業であるパプアニューギニア電力の常勤の従業員です。組合員になって5年になります。そのうち4年間はパプアニューギニア・エネルギー産業労働組合(PNGEWA)の中央執行委員に選出されています。PNGEWAは1989年に設立され、唯一のナショナルセンターであるパプアニューギニア労働組合会議(PNGTUC)に加盟しております。国際的には国際公務員労連(PSI)に加盟しています。
 エネルギー産業労組(PNGEWA)は、産業別組合であり、組合員は電力、水、石油、ガス、油田、エネルギー産業の労働者です。ですが、PNGEWAの組合員の中で電力産業だけで申し上げますと、組織人員は800人強です。組合の運営をするために、4人の事務局員を雇用しています。組合と企業の間には理解があり、よい関係を保っています。そして、団体交渉により労働協約を結んでいます。
 私はPNGEWAの中央執行委員として、組織の運営に関するすべての記録の事務の責任を負っています。そこでの責任が私に自信を与え、貴重な経験を与えてくれました。このようなことから、私は女性を援助することができています。労働者と、その家族がいろいろな社会的、経済的問題に直面したときに、それを解決するのを手伝うことができています。
 私は、ナショナルセンターで2つの委員会にかかわっています。その1つが、HIV/AIDSプロジェクト委員会です。PNGTUCは、市民社会の重要な一部門として、国のHIV/AIDS対策に貢献してきました。PNGEWAは、ナショナルセンターの主要な責任ある加盟組合の1つとして、ナショナルセンターのいろいろな活動にかかわってきました。HIV/AIDS対策委員会の委員長は、PNGEWAの委員長です。
 もう一つかかわっている委員会は、PNGTUC女性ネットワーク委員会です。このTUCネットワーク委員会は、今年の2月に設立されたばかりです。この女性ネットワークは、女性が組合運動において果たすことのできる重要な役割について、女性の意識を向上させ、女性を動員するために設立されました。PNGTUCの力の活力にとって、女性組合員がPNGTUCのさまざまな活動に積極的に参加することが不可欠です。今年の3月8日には、女性ネットワーク委員会は、国際女性デーをお祝いしました。この日、すべての労働組合から女性組合員を招集してお祝いをしました。この祝典中に、国会議員の中で唯一の労働者の議員に、母性保護に関するILO条約183号の批准を求める申し入れを行いました。国会で批准をするよう申し入れを行ったわけです。