2006年 フィジーの労働事情

2006年5月31日 講演録

フィジー労働組合会議(FTUC)
クアール シン

財務担当

 

 フィジーは人口84万人余、2000年5月の国会占拠事件が経済に与えた影響は甚大であったが、その後安定を取り戻し、観光産業の成長が見込まれ、ホテル、リゾート、ビラなどの建設も盛んであり、経済成長の先導役としての役割を果たしている。しかし、主要産業の一つである砂糖産業は土地のリース期限の問題を抱えるなど、非常に厳しい局面に立たされている。
 フィジーのナショナルセンターは、我々のFTUCの他にもう1つフィジー諸島労働組合評議会がある。
 現在、雇用・労働関係法はいくつかの別々の法律になっているが、これをまとめて1つにする作業が進められている。
失業問題は、職を求めて学校を辞めてしまう人が増加するなど失業率が増大している。このため、犯罪と貧困率の上昇が社会問題として浮かび上がっている。貧困レベルの人の割合は、30~35%と大変深刻な実態になっている。
 ナショナルセンターの活動は、労働者に対する教育プログラム、ワークショップ、セミナー、そして労働法についての訓練、さらに ILO条約についての教育などの提供を行う。
また、労働組合の有する権利、男女平等と連帯について、そして実際に若い人たちにリーダーとして育ってもらうための資質の開発、たとえば国際婦人の日、青年の日、そして世界のこどもの日というような、カレンダー上のイベントを祝い活用している。