2001年 ヨルダンの労働事情

2001年10月24日 講演録

ヨルダン労働組合総連盟(GFTJU)
ファウジ ハーディディー

鉄道労働者組合 委員長

 

GFJTUの状況

 ヨルダン労働組合総連盟(GFJTU)は国際アラブ労連(ICATU)に加盟しています。ICATUの本部はダマスカスにあります。
 ヨルダンの労働人口は約100万人で、そのうちの約20万人がGFJTUの組合員です。17の産業別組合があり、電機や鉱物、鉄道、航空といった産業でヨルダンに存在しているすべての企業の労働者が加盟入しています。1994年にICFTUに加盟しました。
 1960 年に労働法が制定されました。GFJTUの創設は1954年です。労働法の改正に努力してきました。闘争の過程で獲得した権利は、労働法の規定を上回るものでした。GFJTU傘下の組合においては、13~14カ月の給与を獲得しています。幾つかの銀行においては15カ月の給与を受け取っています。
 1996年に、新労働法が制定されました。制定に当たっては、政労使の三者が有効な参画をしました。ただ、その法律の中に、あまり気に入らない条文が2つあります。それは第23条及び31条で、使用者が企業のリストラを図る場合に労働者を解雇できるという内容です。これに対して、GFJTUはいかなる解雇も労働省及びGFJTUと協議した後でなければ受け入れられないことを主張しています。
 今年、社会保険の改正により、多くの労働者が特典を得られるようになり、その結果、多くの労働者が労働組合に戻ってきました。改めて組合員登録を済ませて組合員数の増大に寄与しています。
 GFJTUは国際的な関係を強化し、世界各地の労働者との連帯を追求しています。ヨルダン人は、日本人のことを大変好きですし、誇りに思っています。ヨルダンで日本人であると言えば、いかなるヨルダン人も胸襟を開いて仲よくなり、すばらしい工業国であると言うことでしょう。われわれが何か物を買いたいときに、まず発するのは、それは日本製ですかという言葉であり、その物が日本製であると知れば、その中身をよく確かめなくても即座に買うことでしょう。