2006年 ペルーの労働事情

2006年2月15日 講演録

ペルー統一労働組合同盟(CUT)
Mr. Walter Anibal BAZAN Figueroa
ワルテル アニバル バザン フィゲロア

カハマルカ地区副会長

 

 ペルーでは、現政権に先立つ「野蛮な民主主義」の10年を経て、今日では労働組合運動が労働者擁護の主役的な役割を担う地位を回復しつつある。しかし、労働組合の闘争は今も続いている。
 ネオリベラリズムの体制の中で、多くの企業とくに鉱山などの多国籍企業が、派遣労働者など非正規従業員の使用を拡大させているからである。これらの多国籍企業は、わが国の天然資源で利益を上げ、その一方で、ペルー国民は海外に出稼ぎに出るなど、深刻な問題を引き起こしている。
 ペルーCUTは以前組合に加入していた労働者、自営の人たち、1人で商売をしている人たちなどのすべてを、再組織化するよう努力している。これは、日本が原爆を落とされた瓦礫から立ち直るのと同じことかもしれない。JILAFで学んだ考えを持ち帰り、労働者の権利のための闘争、労働者の福祉のための方策に役立てたいと考えている。
 具体的に何が課題かといえば、社会福祉の改善および年金制度の改善をあげることができる。年金制度は、現在組合に加盟していない70%の労働者と、失業している人たちのためにも、是非とも充実していかなければと考えている。