2005年 ホンジュラスの労働事情

2005年7月6日 講演録

ホンジュラス労働者統一連合(CUTH)
ジミー ジョナタン ソルト パス

ホンジュラス初等教育教員労働組合 教育要綱担当兼CUTH財務担当

 

事態深刻な労働運動

 ホンジュラスの労働運動は大きな危機を抱えている。1959年に公布された労働法は労働者保護法として労働者の権利は保障されている。しかし、政府は経営者側に肝要なため、この法律は遵守されていない。即ち、団決権の侵害、長時間労働、達成できそうもない生産目標、時間外賃金の未払い、セクハラなど労働者の権利が侵害されている。

統一問題でCUTHの動き注目

 ホンジュラスには、CTH(ホンジュラス労組加盟)、CGT(労働者一般センター)CUTH(ホンジュラス労働者統一組合)の3つのナショナルセンターがある。
このなかで、CUTHは運動方針として、[1]広範なイデオロギーを受け入れて友好組織の政策を尊重すること、[2]国や政党、経営側からの独立を擁護して労働者全体の利益を守るために闘うこと、[3]連帯・平等・結束、参加組織の内部の民主主義に基づいたイデオロギーの多元主義を擁護すること、[4]CUTHは全的統一ができるまでの暫定組織とするなどの原則を掲げ、運動を展開し多くの労働組合や労働者から共感をえて組織の拡大など大きな成果をあげている。また、3つのナショナルセンターが参加し、コナトラという労働者国家審議会が設立された。今後CUTHの動向に注目したい。

海外労組と共同で教育プログラム作成

 CUTHは、この度デンマークの労働組合の協力を得て、LOFTF教育プログラムを作成した。これは、CUTHとデンマーク労働総同盟、公務員・俸給従業員連盟との教育プログラムである。これにより多くの労働組合が参加してくるようになり、教育活動が大きく前進してきている。