2000年 コスタリカの労働事情

2000年7月19日 講演録

セサール・セスペデス・マリン
全国コンセルジェ労働組合法務担当

 

コスタリカの情勢

 コスタリカは1998 年に政権交代があり、現在はキリスト教社会連合党(PUSC )が政権を担当しています。政府自体は「この政権はネオリベラル政権である」と公表していますが、1995 年以来、あまり各分野に対して和解を示さない政権が続いていました。
 1999 年10 月に、政府が通信関係やエネルギー関係の会社の民主化を実行しようという提案をしました。わが国ではこの30 年間、学生は労働組合運動を支持していなかったのですが、今回、それらの会社の民営化に反対ということで労働組合を支持してくれました。これに加えて、エコロジー団体や市民社会全体が私どもを支持してくれ、私どもは1 カ月と15 日間にわたるゼネストを行うことができました。この運動のおかげで、政府は民営化をやめて、私どもに対して和解を提案してきました。そして、私どもの労働組合の提案を政府が受け入れ、この問題が解決に至りました。

CTRNの目標

 私どもの所属しますコスタリカ労働組合同盟(CTRN)はこれは連合と同じように89 年にいろいろな労働組合が集まってできた組織です。私どもの現在の目標は「対話」です。これは労組間だけではなく、いろいろな分野との対話も意味しています。各分野との対話により我が国のこの10 年間にあったいろいろな社会的な問題の解決に当たろうとしています。

CTRNの活動

 現在、私どもが行っている活動では、労働組合運動の強化に重点を置いています。特に民間関係での労働組合運動の強化を行っています。なぜなら、私どもの国では民間部門ではわずか1 %の労働者しか組織化されていないからです。主な労働組合は公的機関に集中しています。現在、公的機関で働いている人は全労働者の12%だと言われています。それと同時に各分野との連携を強めて、問題の定義を行い、今まで行っていたような、ただただ反対するという態度を改めたいと思っています。