2001年 ドミニカ共和国の労働事情

2001年7月12日 講演録

デニチェル・フェリス・サンタナ
全国金属労働連合 教育担当

 

国内の状況

 この数年間劇的に変化していると言えます。これは国営企業の民営化や、国営資産の売却が急激に行われていることによるものです。このプロセスにより、ほとんどの製糖工場が閉鎖されました。製糖業はかつて国で最も重要な産業でしたが、この製糖産業で6千人以上が職を失いました。コルデ(国有企業公社)という国営企業を集めている組織があります。この傘下の多くの企業が閉鎖または民営化され、また国営のCDE(ドミニカ電力公社)も民営化されました。
 このような民営化は失業を生むだけではなく、電力公社の民営化はドミニカ共和国の国民をだます行為だと私は思っています。というのも電気料金が非常に高くなったにもかかわらず、電気が安定供給されていません。さらに石油製品や生活必需品の価格が高騰し、この数カ月間、国民の抗議行動が起こっています。そして死者や負傷者が出たり貧しい人が投獄されたりしています。全国金属労働連合(FEUNTRAME)はより多くの組合員を獲得しようと活動を行っています。幅広い教育、組織化のプログラムを進めて、金属、機械、製鉄産業に属する労働者に、なるべく私たちの労働組合センターに入ってもらおうとしています。

CNTDの活動

 最近新しい社会保険法が制定されました。この新しい社会保険法は法律8701号と呼ばれていますが、この新しい法律が制定されたために私どもの金属産業を含むいろいろな産業で、社会保険基金の継続性や資金調達が大変難しく危うくなってきています。したがって全国金属労働連合はCNTDとともに、この社会保険法の効力をなくすためにいろいろな活動を行おうと思っています。その活動の中にはデモ行進やピケや動員などが含まれます。今年の5月末に、私たちの全国金属労働連合はCNTDとともに国会を訪れて、国会議員に、新社会保険法、この法律自体が年金の基金に及ぼす悪影響について、もっと配慮するように要請しました。全国金属労働連合はCNTDとともに、政府機関や国会、保険監督庁の前でデモ行進やピケを行おうと計画しています。