2003年 バルバドスの労働事情

2003年7月10日 講演録

バルバドス労働組合(BWU)
ニコル ナターシャ ヘインズ

バルバドス労働組合 青年委員会委員長

 

国内の状況

 バルバドスの政治状況について申し上げますと、今年5月21日に総選挙が行われ、バルバドス労働党が議会で23席を獲得して民主労働党に勝ち、再び政権に就きました。労働組合としては、バルバドス労働党が労働者に有利な労働法制を導入してくれるものと信じております。最低賃金、労働者の権利を定めた法律の制定が期待されています。バルバドスは、共和制に移行すると言われています。
 経済面については、観光産業に重点が置かれ、クリエイティブなサービス産業にも重点を移そうとしています。失業率は一桁台に抑制され、インフレも低い水準で推移しています。社会面は、薬物の乱用、エイズ、高い犯罪率などが引き続き懸念されていますが、政府、労働組合によって真剣な取り組みが行われています。

BWUの活動方針

 バルバドス労働組合は今年の方針として、労使関係の改善、労働組合としての技能レベルの向上、ソーシャルパートナーシップの強化、NGOとの協力関係の強化、労働組合または労働者に非協力的な雇用者への対応などに取り組むアクションプランを目指しています。

具体的な運動方針

 このアクションプランを推進するために、具体的な対策をとっています。例えば、組合員には買い物をするときに特別なディスカウントがもらえるようにする、NGO組織との関係をより緊密にする、ソーシャルパートナーとしての協力関係を確立する、組合に対して非常に対立的な敵対心を抱いているアドホケート・カンパニー・リミテッドという企業に対して抗議キャンペーンを組織する、などの対策であります。