2002年 ラオスの労働事情

2002年6月5日 講演録

ラオス労働組合連盟(LFTU)
カムタンソピンマーヴォン

ラオス労働組合連盟国際局長代行

 

LFTUについて

 ラオス労働組合連盟(LFTU)は1966年に設立されました。ラオスの労働組合は、国の事情に基づきながら様々な困難な状況に直面してきました。ラオスの労働組合は4つのレベルに分かれています。中央のレベル、県レベル、地域レベル、草の根レベルです。組合員数は、全国で8万658名です。そのうち女性の組合員数は2万8,406人です。組合員の60%は政府の職員です。40%がそのほかのいろいろな公共部門の労働者と民間の労働者になっています。
 執行委員数は31名です。そのうちの4名が女性です。執行委員はそれぞれのレベルを担当しています。17の県レベルの担当役員、8つの産業別の担当役員、特別区、ビエンチャンの担当役員1名、LFTUの本部に4名の常勤役員がいます。
 LFTUの本部は、会長1名、副会長2名そして4つの部で構成されております。4つの部門は一般管理部、労働者の保護と開発を担当する部門、教育訓練部、労働ニュース論説部です。それぞれの部にいろいろな課があります。

LFTUの活動方針

 LFTUは経済・社会の開発のためのプログラムの立案に携わっています。また、労働者に関係の深い改革、例えば賃金を含めた労働条件、社会保障、福祉といったものの改革のためのプログラムの立案にも積極的に参加しています。また、労使関係においても労働条件、また法律を考慮して、いろいろなアライアンスを組むように努めています。
 次に、LFTUの国際協力について申し上げます。ほとんどのラオスの労働者は、企業の就業規則を遵守しています。そして個人個人の労働契約にサインをしています。中核的労働基準に関するILOの条約、例えば団体交渉に関するILO条約についてのワークショップがLFTUとILOの共同で開催されました。
 このワークショップが開催されて以来、それまでは個別の労働契約に調印していましたが、それを労働協約に則った形に変えていく動きになりました。2000年にLFTUは正式にアセアン労組協議会(ATUC)の構成組織になりました。そしてまた、ILOにおいてもラオスの三者構成の中の労働側の代表に位置づけられています。LFTUは世界労連(WFTU)に加盟していますが、労働組合のいろいろな国際組織とも交流を持っています。
 ラオスは比較的小さな国です。社会経済開発においても労働組合運動においても能力開発の点で大きな困難に直面しています。ラオスは技術的な支援を必要としています。人材開発、そして労働情報システム、そしてスタッフの訓練などのようなプログラムについての支援が必要です。