2004年 グルジアの労働事情

2004年2月4日 講演録

グルジア労働組合連盟(GTUA)
イラクリ ペトリアシュヴィリ

グルジア労働組合連盟 副会長
多国籍電力配電会社労働組合 委員長

 

国内の状況及びGTUAの具体的な活動

 グルジアの労働組合運動は、市民社会の発展とともに発展してきました。グルジア労働組合連盟(GTUA)は、1992年12月18日に結成されました。その後、最後に行われました役員選挙は2000年11月24日です。
 GTUAに加盟している組織は33のいろいろな分野の産業別・職能別組織と2つの地域組織であります。労働組合に加入している全労働者数は65万人であります。GTUAは2000年にICFTUに加盟を果たしました。
 国内の政治状況について申し上げますと、いわゆる「バラの革命」と言われる革命運動の後で、根本的に変わってきております。「バラの革命」は、ご承知のとおり、2003年の11月に起きましたが、その革命で若いグルジアが勝利を得ました。その結果、新しいグルジアは、民主主義の道をしっかりした足どりで歩み出すことができました。
 ソ連崩壊後、グルジアの経済状況は非常に悪化いたしました。領土的にも一部を失い、はっきり言って国民は飢えておりました。しかし、国際社会のおかげで、グルジアはその飢えを克服することができ、現在では希望を持って将来を見詰めております。
 グルジアの労働組合が現在抱えている一番大きな課題は、民間の労働者の雇用問題です。その中でも特に重要項目は、若者たちに対する対策です。重要な項目には労働者の組織化も挙げられます。ICFTUモスクワ事務所との共同作業で、男女平等を獲得するための活動も行っております。オランダの労働組合とも共同して、民間の労働者の組織化についても取組んでおります。
 新しい労働法の採決に労働組合は反対しており、大規模な形で反対運動を繰り広げております。最近起こった「バラの革命」について申し上げました。革命前の政権に対しては、労働組合は反対派として行動していた関係で、旧政権は労働組合に関する新しい労働法を採択しようと画策しておりました。この労働法は、まだ議会では承認されておりませんが、労働組合は、大きな支援を必要としています。
 「バラの革命」以降、各国からの関心も高まり、グルジアに対する投資も増えてきております。現在、労働組合としての重要な課題は、労働組合の改革及び労働組合員の組織化です。
 もう一つの重要な課題は、公務員への方向づけです。政府は、公務員の雇用という問題については考慮し、雇用に関しましてはきちんとした雇用がなされておりますが、給料が確実に支払われることが重要な課題であります。